• トップ
  • ニュース一覧
  • セリエA後半戦の注目銘柄5選! ディバラはメッシやC・ロナウドの後継者へ名乗り上げるか?

セリエA後半戦の注目銘柄5選! ディバラはメッシやC・ロナウドの後継者へ名乗り上げるか?

カテゴリ:ワールド

片野道郎

2017年01月07日

セリエAに新風を吹き込む元イタリア代表SB。

貧弱な戦力ながら、常に攻撃的なメンタリティーを失わないのが、オッド率いるペスカーラの大きな特徴だ。(C)Getty Images

画像を見る

■マッシモ・オッド(ペスカーラ監督)
 ウィンターブレイクまでの18試合で勝点わずか9。しかもピッチ上ではまだ1勝もできず(2節サッスオーロ戦の勝点3は相手の選手登録違反による机上の3-0)に最下位という大きな困難に陥っているにもかかわらず、ペスカーラの戦いぶりは意外なほどに高く評価されてきた。
 
 それは、相手が格上であっても常に自ら主導権を握って戦う姿勢を打ち出し、最終ラインからリズム良くボールを繋ぎながら、周囲の選手が積極的にボールを追い越して攻め上がっていくという、セリエAでは極めて珍しい攻撃的なスタイルを貫いているからだ。
 
 その立役者がチームを率いるオッド監督だ。現役時代はラツィオ、ミラン、そしてイタリア代表で活躍した右SBだったことはよく知られている通り。1990年代にヴェネツィア、サレルニターナ、そしてほかでもないペスカーラなどを率いたフランチェスコ・オッド監督を父に持つこともあってか、2012年に引退すると同じ道に進み、ジェノア、そして生まれ故郷のクラブであるペスカーラの育成部門でキャリアを積んだ。
 
 そして昨シーズン、当時セリエBを戦っていたトップチームの監督に昇格すると1年目でいきなりセリエA昇格を勝ち取る。フィジカルな戦いが主流のセリエBで、前述したトレイラ、現ミランのFWジャンルカ・ラパドゥーラらを擁してポゼッション志向の強いテクニカルなサッカーを展開し、内容と結果を両立させてみせた。
 
 トップチームキャリア2年目にしてセリエA初挑戦となった今シーズンは、絶対的な戦力差に苦しみながらも、昨シーズンと同様の攻撃サッカーを貫いている。格上相手に主導権を握って敵陣で試合を進めながら、小さなミスを突かれて失点し劣勢に立たされて敗れるという展開が続いているが、それでもオッドはこう語って自らのスタイルにこだわり続ける。
 
「チームは着実に成長している。自分たちのサッカーを捨てて守りに回っても、結局失点して負けてしまうのは同じ。この戦い方を貫きチームとしての成熟度、完成度を高めることにこそ、残留という奇跡への可能性がある。ひとつきっかけを掴めば流れは変わるはずだ」
 
 はたして後半戦、このまま勝星を挙げられずに降格に向けて沈んでいくのか、それともきっかけを掴んで浮上できるのか。その戦いぶりに注目だ。
【関連記事】
【ミラン番記者】本田圭佑よ、移籍したいならすぐにクラブに申告せよ
清武がブンデスリーガで引く手あまた。焦点は移籍金だ
久保建英の参戦も。 2017年必見の大会「U-20W杯」の注目タレント
アグエロがわずか7年でレジェンド超え!
ナスリがドーピング違反で出場停止? 清武の去就にも影響か

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ