【ミラン番記者】本田圭佑よ、移籍したいならすぐにクラブに申告せよ

カテゴリ:海外日本人

マルコ・パソット

2017年01月06日

本田はどのクラブとも自由に交渉できる。

今シーズンで先発したのは10月25日のジェノア戦のみ。本田のチーム内序列が低いのは明らかだ。写真:Alberto LINGRIA

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 ここ最近、本田の将来についてはいろいろな噂が飛び交っている。
 
 今冬もカルロス・テベス、オスカール、アクセル・ヴィツェル、ジョン・オビ・ミケルなどを次々に爆買いしている中国のクラブが興味を示しているらしいが、本田自身は中国でプレーする気はなさそうだ。
 
 逆にMLSのクラブに関しては、本田の興味を引くかも知れない。スポーツビジネスの最先端をいくアメリカならば、彼のピッチ外のビジネスの小さくないプラスアルファをもたらしうるからだ。
 
 さらに、プレミアリーグ行きの噂もある。サンダーランド、ワトフォード、サウサンプトンなどが興味を示しているという。しかし、ここまでのところ、正式オファーが届いたという話は私の耳に入ってきていない。
 
 ミランとの契約満了が半年後に迫った今、本田はどこのチームと交渉してもいいし(契約満了まで半年を切った選手は現所属クラブに断りなく他クラブと移籍交渉できる)、もっとも条件の良いチームと話をつけることもできる。
 
 しかしその場合、本田は直ちにミランに自分の放出を求めなければいけない、なぜならミランは、彼をこのまま契約期間の最後まで手元に残してもいいと考えているからだ。
 
 いま本田を放出しても大した収入にはならない。それなら「シーズン終了まで手元に置いても、まあ害にはならないだろう」というのが、ミランの本音だ。
 
 とにかくここ数日の間に、本田の代理人とガッリアーニの間で話し合いが持たれる予定。そうすれば彼の未来予想図が、もう少し鮮明に見えてくるはずである。
 
文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)
翻訳:利根川晶子
 
【著者プロフィール】
Marco PASOTTO(マルコ・パソット)/1972年2月20日、トリノ生まれ。95年から『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙で執筆活動を始める。2002年から8年間ウディネーゼを追い、10年より番記者としてミランに密着。ミランとともにある人生を送っている。
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