激闘は2-2でPK戦へ突入。
■ここで負けたら静岡に帰れない
前半、僕たちは風下に立ちました。鹿児島実が1試合多く試合をしていたので、後半は疲れるだろうと読んで、前半耐えて後半勝負、というイメージをもって試合に臨みました。
清水商は県予選から本大会の準々決勝まで、11試合連続無失点で勝ち上がってきました。守備には自信があったのですが、前半21分に警戒していたセットプレーから先制点を奪われたのです。とはいえ、鹿児島実が相手でしたから、無失点で抑えるのは無理だろうな、とは思っていました。
彰二へのマークは徹底していました。大滝監督からは「城彰二に絶対に点を入れさせるな」と言われていたのですが、ゴールこそ決めさせなかったものの、その先制点は彼のバックヘッドから生まれたものでした。味方にしたらこんなに心強い選手はいないのですが、敵に回したら本当に怖い存在でした。
前半終了間際、藤元(大輔)のゴールで追いついたものの、後半が始まってすぐにまた失点してしまいます。左コーナーキックからのヘディングシュート。やはりセットプレーからでした。
しかしその後、2ゴールを決めた野見山が左足首を捻挫して交代したのをきっかけに、僕たちに流れが傾いてきました。怒涛の攻撃を見せて、後半23分に小川(雅巳)が同点ゴールを決めて、PK戦に突入したのです。
ここで負けたら静岡には帰れない、と思っていたから、絶対に止めてみせるという強い気持ちで臨みました。鹿児島実の先行で全員が成功するなか、4人目のキックを止めた瞬間、思わずガッツポーズしました。その後、全員がミスなくキックを決めて、鹿児島実との3度目の勝負を制したのです。
前半、僕たちは風下に立ちました。鹿児島実が1試合多く試合をしていたので、後半は疲れるだろうと読んで、前半耐えて後半勝負、というイメージをもって試合に臨みました。
清水商は県予選から本大会の準々決勝まで、11試合連続無失点で勝ち上がってきました。守備には自信があったのですが、前半21分に警戒していたセットプレーから先制点を奪われたのです。とはいえ、鹿児島実が相手でしたから、無失点で抑えるのは無理だろうな、とは思っていました。
彰二へのマークは徹底していました。大滝監督からは「城彰二に絶対に点を入れさせるな」と言われていたのですが、ゴールこそ決めさせなかったものの、その先制点は彼のバックヘッドから生まれたものでした。味方にしたらこんなに心強い選手はいないのですが、敵に回したら本当に怖い存在でした。
前半終了間際、藤元(大輔)のゴールで追いついたものの、後半が始まってすぐにまた失点してしまいます。左コーナーキックからのヘディングシュート。やはりセットプレーからでした。
しかしその後、2ゴールを決めた野見山が左足首を捻挫して交代したのをきっかけに、僕たちに流れが傾いてきました。怒涛の攻撃を見せて、後半23分に小川(雅巳)が同点ゴールを決めて、PK戦に突入したのです。
ここで負けたら静岡には帰れない、と思っていたから、絶対に止めてみせるという強い気持ちで臨みました。鹿児島実の先行で全員が成功するなか、4人目のキックを止めた瞬間、思わずガッツポーズしました。その後、全員がミスなくキックを決めて、鹿児島実との3度目の勝負を制したのです。