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【日本人欧州組の前半戦通信簿|DF & GK編】価値を高めたW酒井、カップ戦で存在感発揮の吉田 etc.

カテゴリ:海外日本人

松澤浩三・山口裕平・結城麻里・中田徹・サッカーダイジェストWeb編集部

2016年12月31日

耐え忍び光明を見出した太田、川島は3番手に甘んじ続ける!?

出場した試合では攻守で貢献している太田。後半戦はさらに期待できそうだ。写真は日本代表でのもの。 (C) SOCCER DIGEST

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◇太田 宏介(フィテッセ)
前半戦の採点:55点
今シーズン成績:エールディビジ=10試合・0得点・2アシスト/KNVBカップ=2試合・0得点・0アシスト
 
 ヴィレムⅡとの開幕戦で先発し、幸先良くアシストを記録。しかし、その後はスタメンの座を失い、6節を除いてベンチか途中出場の日々が続いた。「自分自身、不甲斐ない」とこぼすなど、苦しい時期を過ごしている。
 
 さらに日本代表でも、呼ばれても出番をもらえず、11月の国際マッチウィークではクラブでプレーできていないことが響き、ついに招集漏れを経験した。
 
 しかし今、振り返ると、太田にとってこの代表落ちは、チーム内競争に勝つために必要なことだったのかもしれない。後に本人は「この時期に何かを掴んだ気がする」と語っている。
 
 腐らず真摯にトレーニングを続ける太田の姿勢は、代表ウィーク明けのヘーレンフェーン戦におけるスタメン奪還として実り、以降は左SBの座を不動のものとしている。
 
 終わり良ければ全て良し――。結局、太田は5試合連続フル出場で2016年を終えた。(中田徹)
 

クラブ、代表ともに、非常に厳しい立場に置かれている川島。ここからの巻き返しは見られるだろうか。 (C) Getty Images

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◇川島 永嗣(メス)
前半戦の採点:―
今シーズン成績:リーグアン=0試合・0失点/リーグ・カップ=0試合・0失点
 
 カップ戦を含めて出場0試合だったため、採点不能。GKコーチのクリストフ・マリシェズによれば、「川島はディディヨン、オベルハウザーを大きく成長させ、アイダラ(Bチーム所属の17歳)がプロになるのを助けるために来た」。まさに典型的な第3GKの位置付けで、出場機会がないと知った上で競争上の問題を起こさず、年下たち成長を支える役割だ。
 
 本人もそれを元から自覚しているとすれば、フランスU-21代表の逸材ディディヨンの台頭に手を貸したことになる。しかし出場機会を求めるならば、入団交渉段階におけるミスは明らかだ。
 
 ただ、11節のレンヌ戦では初のベンチ入りに漕ぎ着け、公式戦通算で6試合に招集メンバー入り。ポテンシャルの高いアイダラもリヨン移籍が決まった。
 
 覚悟を決めて3番手の立場で残留するか、プレータイムを求めて移籍するか、後半戦の選択肢はそのいずれかだ。(結城麻里)
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