鹿島――2ゴールの柴崎はチーム最高点の「7.5」。延長戦で力尽きるも、胸を張っていい世界2位。

【警告】R・マドリー=S・ラモス(55分)、カゼミーロ(100分)、カルバハル(102分)鹿島=山本(58分)、ファブリシオ(93分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】クリスチアーノ・ロナウド(R・マドリー)
[クラブW杯決勝]レアル・マドリー 4-2 鹿島アントラーズ/2016年12月18日/横浜国際総合競技場
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
試合の入りは悪くなかったが、すぐに相手のペースに飲み込まれ、9分にはこぼれ球を拾われて早々とリードを奪われる。後手に回る時間が長かったが、これを耐え抜くと、44分には土居のお膳立てから柴崎が同点弾を流し込み、試合を振り出しに戻す。
1-1で迎えた後半は、柴崎の個人技で逆転に成功も、PKを献上し、同点に追いつかれる。その後は一進一退の攻防が続き、押し込まれる時間のほうが長かったが、終了間際には立て続けに決定機を作ってみせた。
結局、延長戦で力尽きたが、世界で指折りの欧州クラブと対等に戦い、本気にさせ、苦しませたのは事実。堂々と胸を張っていい世界2位だ。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
失点場面では、モドリッチのシュートを懸命にストップも、こぼれ球をベンゼマに詰められる。流れの中では安定したセービングで、ロナウドのPKはノーチャンスだったが、73分、80分の決定的なピンチはファインセーブで切り抜けた。ただ、延長戦はロナウドの決定力に粉砕された。
DF
22 西 大伍 6
攻め込まれる展開でも、チームがマイボールにすれば臆せず前に出て行き、質の高いクロスを供給。囲まれても慌てずに味方に裁いた。球際でも負けていなかった。
23 植田直通 5.5
ロナウドの足技には落ち着いて対応し、スルーパスにも鋭く反応してカット。ポジショニングも的確で、クロスを何度も撥ね返した一方、セカンドボールへの処理に課題を残したか。
3 昌子 源 5.5
相手に寄せられても、前を向く余裕も。局面の勝負では、うまく身体を入れてボール奪取に成功。終始、冷静さを失わず、最終ラインを引き締めた。86分、カウンターを繰り出すロナウドとの1対1を阻止したディフェンスは、文字通り「ワールドクラス」。しかし、守備の要として、4失点はやはり減点材料だ。
16 山本脩斗 5.5
隙を見て前に出ていき攻撃をサポートも、決定的な仕事には絡めず。守備では相手の圧力撥ね返せず、スピードをつけて突進してきたバスケスを倒してしまい、PKを献上してしまった。
MF
25 遠藤 康 5.5(102分OUT)
パスミスを誘うプレスなど、精力的な守備で貢献。攻撃では、縦に速い攻撃を促す3人目の動き出しを披露した。しかし、フィニッシュワークはやや物足りず。延長に入る前の右足シュートは枠を大きく外した。
6 永木亮太 5.5(114分OUT)
序盤は鋭い出足が光ったが、以後は攻撃でも守備でも思うように存在感を示せず。いつもより効果的なプレーが少なかったが、時間の経過とともに持ち味を発揮。馬力を生かし、中盤の底で奮闘を続けた。
40 小笠原満男 5.5(67分OUT)
相手の中盤の素早いパス回しにやや苦戦したが、懸命な戻りで最終ラインを助ける献身的なディフェンスも。身体を投げ出してピンチを潰すシーンではスタンドから大きな声援。
10 柴崎 岳 7.5
サイドの守備に追われる時間は長かったが、チームが攻撃に出た時は、果敢にエリア内への侵入を試み、アイデア溢れるプレーを披露。同点弾は相手のクリアミスを見逃さす、左足で正確に射抜く。逆転弾は軽やかなステップで相手の逆をとり、再び、左足でネットを揺らした。終盤はボランチを任された。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
試合の入りは悪くなかったが、すぐに相手のペースに飲み込まれ、9分にはこぼれ球を拾われて早々とリードを奪われる。後手に回る時間が長かったが、これを耐え抜くと、44分には土居のお膳立てから柴崎が同点弾を流し込み、試合を振り出しに戻す。
1-1で迎えた後半は、柴崎の個人技で逆転に成功も、PKを献上し、同点に追いつかれる。その後は一進一退の攻防が続き、押し込まれる時間のほうが長かったが、終了間際には立て続けに決定機を作ってみせた。
結局、延長戦で力尽きたが、世界で指折りの欧州クラブと対等に戦い、本気にさせ、苦しませたのは事実。堂々と胸を張っていい世界2位だ。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
失点場面では、モドリッチのシュートを懸命にストップも、こぼれ球をベンゼマに詰められる。流れの中では安定したセービングで、ロナウドのPKはノーチャンスだったが、73分、80分の決定的なピンチはファインセーブで切り抜けた。ただ、延長戦はロナウドの決定力に粉砕された。
DF
22 西 大伍 6
攻め込まれる展開でも、チームがマイボールにすれば臆せず前に出て行き、質の高いクロスを供給。囲まれても慌てずに味方に裁いた。球際でも負けていなかった。
23 植田直通 5.5
ロナウドの足技には落ち着いて対応し、スルーパスにも鋭く反応してカット。ポジショニングも的確で、クロスを何度も撥ね返した一方、セカンドボールへの処理に課題を残したか。
3 昌子 源 5.5
相手に寄せられても、前を向く余裕も。局面の勝負では、うまく身体を入れてボール奪取に成功。終始、冷静さを失わず、最終ラインを引き締めた。86分、カウンターを繰り出すロナウドとの1対1を阻止したディフェンスは、文字通り「ワールドクラス」。しかし、守備の要として、4失点はやはり減点材料だ。
16 山本脩斗 5.5
隙を見て前に出ていき攻撃をサポートも、決定的な仕事には絡めず。守備では相手の圧力撥ね返せず、スピードをつけて突進してきたバスケスを倒してしまい、PKを献上してしまった。
MF
25 遠藤 康 5.5(102分OUT)
パスミスを誘うプレスなど、精力的な守備で貢献。攻撃では、縦に速い攻撃を促す3人目の動き出しを披露した。しかし、フィニッシュワークはやや物足りず。延長に入る前の右足シュートは枠を大きく外した。
6 永木亮太 5.5(114分OUT)
序盤は鋭い出足が光ったが、以後は攻撃でも守備でも思うように存在感を示せず。いつもより効果的なプレーが少なかったが、時間の経過とともに持ち味を発揮。馬力を生かし、中盤の底で奮闘を続けた。
40 小笠原満男 5.5(67分OUT)
相手の中盤の素早いパス回しにやや苦戦したが、懸命な戻りで最終ラインを助ける献身的なディフェンスも。身体を投げ出してピンチを潰すシーンではスタンドから大きな声援。
10 柴崎 岳 7.5
サイドの守備に追われる時間は長かったが、チームが攻撃に出た時は、果敢にエリア内への侵入を試み、アイデア溢れるプレーを披露。同点弾は相手のクリアミスを見逃さす、左足で正確に射抜く。逆転弾は軽やかなステップで相手の逆をとり、再び、左足でネットを揺らした。終盤はボランチを任された。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。