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クローゼはなぜ多くのオファーを蹴って引退したのか? 偉大なるストライカーが描くセカンドキャリア

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2016年11月05日

恩師レーブの下で指導者人生をスタートさせる。

ドイツ代表で薫陶を受けたレーブ監督の下で、指導者としてのノウハウを学ぶことを決めたクローゼ。はたして、どのようなスタイルの監督になるのだろうか? (C) Getty Images

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 当面の目標は指導者ライセンスの取得だ。実地研修の場として選んだのは自身が歴代最多得点記録(71)の金字塔を打ち立てたドイツ代表で、ヨアヒム・レーブ監督をはじめとするスタッフからノウハウを学ぶと同時に、ワールドカップ2連覇を目指すチームに自身が培った貴重な経験を還元していく。恩師のレーブは言う。
 
「ミロにはいつも信頼を置いてきた。だから、我々のチームに加わってくれると聞いたときは、本当に嬉しかったよ。一緒にトレーニング場に立つだけじゃない。テレビやビデオで対戦相手を分析する際などにも、ミロには期待している」
 
 11月11日のロシア・ワールドカップ予選(対サンマリノ)と、15日の親善試合(対イタリア)を控えるチームに早くも帯同予定のクローゼが、現役時代のように輝かしいコーチングキャリアを築けるかは分からない。
 
 近年のブンデスリーガで成功を収めたドイツ人指導者を見渡しても、ドルトムントのトーマス・トゥヘルやホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマンのように選手としての経験が浅い人物が目立つ。
 
 レーブも現役時代は大きな脚光を浴びる選手ではなかった。ただ、その智将は「ミロが監督になるのを想像できる」と太鼓判を押している。謙虚な人柄でも知られた性格などを考えれば、ユルゲン・クロップやディエゴ・シメオネのような闘将ではなく、それこそレーブのような闘志を内に秘めた智将になるのではないか。
 
 新たな扉を開いたクローゼのセカンドキャリアからも目が離せない。
 
文:遠藤孝輔
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