ピッチ外で思わぬ騒動に巻き込まれているのが、ボルシアMG所属のドイツ代表MF、クリストフ・クラマーだ。元交際相手でポルノ女優のアメリカ人女性とその知人男性から脅迫を受けて、訴訟に踏み切ったという。ドイツの『ライニシュ・ポスト』紙が報じている。
 
　事の発端は、昨年12月。当時レバークーゼンに所属していたクラマーは、アメリカ人女性とさらにもうひとりの女性を加えた計３人で情事に及ぶ。クラマーからすれば、ほんの“火遊び”のつもりだったのだろう。

　ところが、これは罠だった。アメリカ人女性はその場の様子を密かに録音していただけでなく、携帯電話で数枚の写真を撮影。そして後日、知人男性と共謀して「音声と写真をSNSでバラまく」とクラマーに脅しをかけてきたのだ。
 
　このタイミングで一連の騒動が発覚したのは、11月２日にクラマー自身がインスタグラム上で事実と認めたから。すでにレバークーゼンの地方裁判所に提訴を済ませており、来年１月に出廷するという。
 
「これは携帯電話とソーシャルメディアが起こした悲しい出来事だ。クリス（クラマーの愛称）が助けを求めるなら、我々は全面的にサポートする」
 
　ボルシアMGのマックス・エベールSDはそうコメントし、罰則などは科さない方針だ。

　しかし、クラマーが欲に目がくらんでセックストーション（性的脅迫）の罠に引っかかったのは事実。今後はプロフットボーラーとして節度ある行動を取ってもらいたいものだ。

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