「16歳っぽくない若年寄りです」(森岡隆三監督)
元日本代表のセンターバックで、ミックスゾーンでのコメントの面白さに定評があった森岡隆三監督にも、福岡について訊いてみた。U-16日本代表の遠征から戻ってきて、どのようなところに成長と変化を感じるか? 期待通り、ユニークな回答だった。
「よりタフになって帰ってきた感じがしますね。今日のゲームの環境はかなりハードですよ。それでも攻守であれだけ動き続けて、決して目立つプレーではないんですけど、ワンプレーワンプレーが本当にしっかりしていた。ぐいぐい引っ張ってくれる柱。本当に16歳っぽくない、若年寄りです(笑)」
この愛ある言葉を本人に伝えると、ニコッと笑いながら、こう続けた。
「自分がやらなきゃいけないって自覚はつねにあります。3年生だけに引っ張られるんじゃなくて、1、2年生がみんなそういう自覚を持っていかないと、チームは強くなれませんから。アジアに行っていろんな経験をさせてもらって、それをチームにどう伝えるのか、どうやったら貢献できるのかを考えています。いまはなにより、このJユースカップ。タイトルを獲れるように頑張りたいと思います」
同じ日に平川はJ3で最年少出場記録を達成したが、福岡も遅かれ早かれ、トップチームに引き上げられるだろう。これだけのフットボールIQと技巧を持ちながら、自己に厳しく、問題意識を持って真摯に取り組んでいるのだ。特大の期待をかけずにはいられない。
最後に、ふと浮かんだ大きな疑問をぶつけてみた。
奈良と京都で育ってきたのに、なんで関西弁が出えへんの?
「いや、いつも普通にこんな感じなんで」
16歳らしく(?)、少しだけ素っ気なかった。
取材・文:川原崇(高校サッカーダイジェスト)
「よりタフになって帰ってきた感じがしますね。今日のゲームの環境はかなりハードですよ。それでも攻守であれだけ動き続けて、決して目立つプレーではないんですけど、ワンプレーワンプレーが本当にしっかりしていた。ぐいぐい引っ張ってくれる柱。本当に16歳っぽくない、若年寄りです(笑)」
この愛ある言葉を本人に伝えると、ニコッと笑いながら、こう続けた。
「自分がやらなきゃいけないって自覚はつねにあります。3年生だけに引っ張られるんじゃなくて、1、2年生がみんなそういう自覚を持っていかないと、チームは強くなれませんから。アジアに行っていろんな経験をさせてもらって、それをチームにどう伝えるのか、どうやったら貢献できるのかを考えています。いまはなにより、このJユースカップ。タイトルを獲れるように頑張りたいと思います」
同じ日に平川はJ3で最年少出場記録を達成したが、福岡も遅かれ早かれ、トップチームに引き上げられるだろう。これだけのフットボールIQと技巧を持ちながら、自己に厳しく、問題意識を持って真摯に取り組んでいるのだ。特大の期待をかけずにはいられない。
最後に、ふと浮かんだ大きな疑問をぶつけてみた。
奈良と京都で育ってきたのに、なんで関西弁が出えへんの?
「いや、いつも普通にこんな感じなんで」
16歳らしく(?)、少しだけ素っ気なかった。
取材・文:川原崇(高校サッカーダイジェスト)