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【高卒ルーキー誕生秘話】C大阪内定の札幌大谷高・大山武蔵の超快足がボランチで生かされたのはなぜか

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2016年10月21日

最後の選手権ではより攻撃的なポジションで起用される可能性も。

選手権予選ではより攻撃的なポジションでの起用の可能性も。最後の大会でどんなプレーを見せてくれるだろうか。写真:平野貴也

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 日本代表MF山口蛍のポジショニングや外国籍選手に負けない強さに刺激を受けたという大山は「現役の日本代表選手がいるし、過去にも香川(真司)選手、清武(弘嗣)選手が在籍していたクラブ。激しい競争がある環境の中で、自分もやってみたいと思った。U-23のチームもあって実戦に出やすいということも、自分にとっては良いと思った」と大阪行きを決めた理由を語った。
 
 プロの練習に参加し、スピードとドリブル突破は通用すると自信を得たが、判断の速さやボールの置き所に対するこだわりでは「プロは格が違った」と課題も持ち帰って来た。
 
 この冬、プロ入りを前に札幌大谷高での大勝負を迎える。高校選手権の北海道予選突破と、全国大会での活躍を目指す。夏の高校総体では、初戦で星稜(石川県)を相手に一度は試合のペースを握りながら、逆転負けを喫した。チームの課題である守備面を改善し、全国でも上位クラスの攻撃力をいかんなく発揮したいところだ。
 
 現在、チームでは磯部颯希ら、ほかのボランチも成長中。冬の選手権では、大山がより攻撃的なポジションで起用される可能性もある。10月9日、選手権前の最後の公式戦となるプリンスリーグ北海道の最終節が行なわれ、札幌大谷は北海道大谷室蘭に0-1で敗れた。大山は「インターハイ予選で優勝して、道内では追われる立場。今日のように(向かって来る)相手に飲み込まれてしまうことは、想定できる。これが選手権じゃなくて良かった。今日の敗戦を前向きに捉えて、選手権に向けて準備をしたい」と気を引き締めていた。
 
 全国へ、プロへ、五輪へ。大山は、自身の成長曲線を多くの人の前で見せられるか。大きく育ててくれた札幌大谷高での最後の挑戦が、間もなく始まる。
 
取材・文:平野貴也(フリーライター)
 
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