前回王者・東福岡がいよいよ選手権予選初戦へ! 森重監督に聞く連覇へのポイント

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年10月20日

インターハイでは畳み掛ける力がなかった。

昨年度の選手権ではアンカーとして攻守に活躍した鍬先。今年も攻守の要として君臨する。写真:竹藤光市

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昨年はインターハイ、選手権で持ち前の得点力を発揮して二冠に貢献した藤川。来季の磐田加入が内定している。写真:竹藤光市

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 今夏のインターハイでは、3連覇という前人未到の偉業に挑んだが、初戦で昌平高を相手に2-3の敗戦を喫し、涙を飲んだ。屈辱の初戦敗退から2か月余り。前回選手権王者・東福岡の地区予選初戦が10月22日(誠修戦)に迫っている。
 
 インターハイ3連覇こそならなかったが、いまだ選手権連覇という大きな目標が残っている。このチャレンジに向けて東福岡はどんな準備をしてきたのか。森重潤也監督に話を聞いた。
 
――◆――◆――
 
――インターハイ以降、何をポイントにチーム作りを進めてきたのでしょうか?
 
 優勝した昨年度は、中村健人や三宅海斗、餅山大輝、橋本和征といった3年生がすごくいい状態にあって、力を発揮していた。今年夏の時点では、決定力、得点を奪い切る力はまだまだ昨年度のチームに比べて及んでいない印象です。だからこそ、一人ひとりの力をもっと上げないといけないですし、そこを重点的にやってきました。
 
――インターハイでの負けは、どこかで「3連覇が懸かっている」であるとか「昨年のメンバーが多く残っている」という目で見られて、相当なプレッシャーがあったと思います。しかも初戦と言うことで、いろんな面で難しさがあったのではないでしょうか?
 
 現実として、敗因のひとつには挙げられるかもしれませんが、僕が感じているのは大会へのパワーの持っていき方が足りなかったと思います。試合も全体的にアグレッシブさがなかった。せっかく先に1点を取って、いいスタートを切れたにもかかわらず、そこからなにもなくなってしまった。畳み掛ける力がありませんでした。
 
――インターハイ後は、選手権連覇という大きな目標が見えてきますね。
 
 まずはプレミア後期に向けてやるべきことを意識してきました(15節終了時でWEST4位)。インターハイでの反省を踏まえて、あまり先を見すぎないように目の前のことに集中してきた。まずは「自分たちには力がない」という前提で、インターハイ後の夏休みを過ごして来ました。
 
 そこで怪我人などが復帰して来て、全体を見渡して、フラットな目で見て、プレミア後期のメンバーをエントリーしました。全国に出るためにプレミアを1試合1試合しっかりと戦って、総合的に選手層の厚さを加えて、全体がきっちり噛み合うチームにしたいと思っています。
 
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