【J1採点&寸評】大宮×川崎|逆転に次ぐ逆転。荒れた試合で大宮が首位を撃破!

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年09月17日

川崎――大久保の退場で10人となっても川崎らしさを失わず。

【警告】大宮=横谷(36分)、大屋(49分)、河本(79分)、家長)(90分) 川崎=チョン・ソンリョン(42分)、E・ネット(43分)
【退場】大久保(36分)
【MAN OF THE MATCH】江坂 任(大宮)

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【川崎|採点・寸評】
川崎 5
36分で数的不利を強いられたが、10人だったとは思えないほど大宮を翻弄。DFの間でのボール受け、意思あるパスは見事だった。ただ、再逆転を許した点と最後に攻撃か守備かでどっちつかずになった点で0.5ずつを減点した。
 
GK
1 チョン・ソンリョン 5.5
1失点目は自身に責任はなく、最終盤のマテウスのシュートを阻止したシーンも含めて幾度も好守を披露。ただ、89分に江坂に食らった3失点目は、守護神としてどうにかセーブしてほしかった。
 
DF
18 エウシーニョ 6(71分OUT)
前半はやや影が薄かったものの、後半には不安定だった大宮の大屋を手玉に取る。63分には浮いたポジションに位置取った中村を見逃さずにパス。その後にフリーランをするところも好印象だ。
 
5 谷口彰悟 5
アタックに重きを置くチームにあって、守備が崩壊しないように必死に制御。スペースを埋めるために引き出されるシーンも目に付いたが致し方なしか。奮闘は認めるが、3失点したために低評価となった。
 
23 エドゥアルド 5.5
最終ラインに鎮座する者として、3失点での再逆転敗戦は評価を下げて然るべき。それでも身体を張って壁となり続けていた姿は十分に頼もしく、次戦以降に改めて期待したくなった。
 
20 車屋紳太郎 6
パスによって押し込む展開のなかで、サイドを抉ってスパイスとなる。大宮の奥井にとって嫌な相手だったことは説明するまでもなく、得点に絡めなかったことが心残りとなるのではないか。
 
MF
21 エドゥアルド・ネット 4.5
守備時にボールへの反応が遅れるシーンが散見。最後の最後で退場覚悟のプレーをしただけでなく、その直後に横谷の足を踏んだため、レッドカードが出なかったのは不思議でならない。
 
10 大島僚太 5.5
ボールの配給役として、年齢に見合わぬ落ち着きと捌きを見せた。時折した前線への飛び出しも怖さを増す一因となったが、同点に追いつかれた後にガス欠となっている姿を示すのはいただけない。
 
6 田坂祐介 6(61分OUT)
不慣れな右ストッパーとして今節も出場。ただ、少しずつはあるが堂に入ってきている。守備時に身体を張ってボールを回収するだけでなく、持ち味の攻撃参加でアピール。もう少し長い時間、見ていたかった。
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