【チーム採点・寸評】
名古屋　７
イ・スンヒを出場停止で欠くなか、闘莉王を中心に一致団結。気持ちのこもった守備で新潟の攻撃を凌ぎ切り、19試合ぶりの勝利をもぎ取った。それぞれの役割が明確で、最後まで戦い方がブレなかった点も評価に値する。
 
【名古屋｜採点・寸評】
GK
１　楢﨑正剛　６
何度もヒヤリとする場面を作られながら終始冷静に対応。ゴール前での混戦からコルテースに押し込まれそうになった場面でも、素早くキャッチしてピンチを防いだ。
 
DF
２　竹内　彬　６
ウイング、インサイドハーフ、アンカーの動きと連動し、緻密なカバーリングを披露。頼もしい“相棒”を得て、自信を持ってプレーしている姿が印象的だった。
 
MAN OF THE MATCH
４　田中マルクス闘莉王　７
コンディションが万全ではないなか、気迫を前面に押し出してプレー。次々と攻撃を撥ね返す守備はもちろん、周囲の力を引き出すリーダーシップも見事だった。
 
６　古林将太　5.5
名古屋移籍後初の左SBで出場。R・シルバの突破に手を焼くも、闘莉王の的確なコーチングに導かれ、なんとか無失点で切り抜けた。
 
13　磯村亮太　5.5
後半早々、軽い対応で山崎に交わされ、ゴール前まで攻め込まれたシーンは反省点。ラインコントロールでもひとり上がるのが遅れることも何度かあった。それでも、時折見せるオーバーラップからのクロスは効果的だった。
 
MF
７　田口泰士　6.5
中盤でボール奪取を連発する様はまさに“狩人”。闘莉王が後方に控えていることで、思い切り良くチャレンジできているようだった。キャプテンとして、声を張り上げチームを鼓舞していた点も見逃せない。
 
８　ハ・デソン　６（71分OUT）
川又のチェイシングに連動してプレスを敢行し、新潟の攻撃をスローダウン。時折見せるウイングを追い越しての攻撃参加も迫力があった。
 
10　小川佳純　5.5
自軍の深い位置まで戻って守備に奔走した一方で、攻撃に転じた際はパスミスやボールロストが多かった。中盤で落ち着かせる役割を果たしたい。