ジェイとアダイウトンの2トップ。大井は「メンバー的に下がったところで…」と本音。
磐田の2トップは、ジェイとアダイウトン。それを踏まえて、大井は「メンバー的にも、アダとジェイなので、下がったところでという感じ」と、結論から切り出した。
「下がってもどうせ守れないから、だったら相手CBに対して追ってくれればいいと。サイドバックのところにもうひとりが行って、縦パスが取れるようにできればベスト」
2トップの守備はさほど期待できない。最終ラインを下げて守備ブロックを作ったところで、前線から追わないのであれば、防戦一方でやられたい放題の展開となるのは目に見えている。ならば、思い切って最終ラインを上げる。そういう考えだ。
そうしてチーム全体で意思を統一し、川崎から何度もオフサイドを奪ったのだ。大井は「ただ、後半は疲れてきちゃいましたね。そこが少しもったいなかった」と反省を口にしたが、それでもこの日の戦いぶりは称賛されてしかるべきものだった。
“夏の珍事”と思われた12回のオフサイド。その背景には、良い意味での割り切りと大胆な姿勢が隠されていた。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
「下がってもどうせ守れないから、だったら相手CBに対して追ってくれればいいと。サイドバックのところにもうひとりが行って、縦パスが取れるようにできればベスト」
2トップの守備はさほど期待できない。最終ラインを下げて守備ブロックを作ったところで、前線から追わないのであれば、防戦一方でやられたい放題の展開となるのは目に見えている。ならば、思い切って最終ラインを上げる。そういう考えだ。
そうしてチーム全体で意思を統一し、川崎から何度もオフサイドを奪ったのだ。大井は「ただ、後半は疲れてきちゃいましたね。そこが少しもったいなかった」と反省を口にしたが、それでもこの日の戦いぶりは称賛されてしかるべきものだった。
“夏の珍事”と思われた12回のオフサイド。その背景には、良い意味での割り切りと大胆な姿勢が隠されていた。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)

7月14日発売号のサッカーダイジェストは、内田選手の巻頭インタビューを掲載。それに続く特集は、今夏の注目銘柄と題して話題の選手30人の去就動向をチェック。乾選手、酒井宏選手、植田選手のインタビューに加え、クラブダイジェストでは松本山雅、好評連載中のプロフットボーラ―の肖像では「2008年」の大谷選手を取り上げています。