【磐田×川崎】夏の珍事!? 磐田の術中にハマった川崎が「オフサイド12回」を記録

カテゴリ:Jリーグ

2016年07月18日

ジェイとアダイウトンの2トップ。大井は「メンバー的に下がったところで…」と本音。

【警告】磐田=ジェイ(10分)、宮崎(45+1分) 川崎=谷口(27分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大井健太郎(磐田)

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 磐田の2トップは、ジェイとアダイウトン。それを踏まえて、大井は「メンバー的にも、アダとジェイなので、下がったところでという感じ」と、結論から切り出した。
 
「下がってもどうせ守れないから、だったら相手CBに対して追ってくれればいいと。サイドバックのところにもうひとりが行って、縦パスが取れるようにできればベスト」
 
 2トップの守備はさほど期待できない。最終ラインを下げて守備ブロックを作ったところで、前線から追わないのであれば、防戦一方でやられたい放題の展開となるのは目に見えている。ならば、思い切って最終ラインを上げる。そういう考えだ。
 
 そうしてチーム全体で意思を統一し、川崎から何度もオフサイドを奪ったのだ。大井は「ただ、後半は疲れてきちゃいましたね。そこが少しもったいなかった」と反省を口にしたが、それでもこの日の戦いぶりは称賛されてしかるべきものだった。
 
“夏の珍事”と思われた12回のオフサイド。その背景には、良い意味での割り切りと大胆な姿勢が隠されていた。
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
 
 

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