リーグ最少失点の鹿島が3失点で惨敗。堅守を誇るステージ王者になにが起こったのか?

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2016年07月03日

昌子の鈴木への声かけがもっと早ければ…。

途中出場の鈴木は、後ろから走り込んできた金に競り勝てなかったが、昌子は「僕の『優磨!』という声が遅れた」と反省する。(C)SOCCER DIGEST

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 そして、73分の失点は、「僕のマークだった」(昌子)という金に決められた。
 
 金がヘッドですらせた瞬間、競っていたのはニアにいた鈴木優磨だった。しかし、昌子は自らの失態を認めている。
 
「(マークしていた金が)そのまま走って、(ニアにいた鈴木)優磨のところに行った。で、僕の『優磨!』という声が遅れて、先に飛ばれて、触られた。もっと早く優磨に声をかけるべきだった」
 
 一度ならず、二度までもセットプレーから失点を喰らった。石井正忠監督は「トレーニングから、しっかりタイトにマークするということを意識づけしなくてはいけない。そこは修正していきたい」と今後の改善策を述べている。
 
 堅守を誇るチームとしては、最悪の第2ステージの幕開けとなった。次節は、昨季王者の広島と敵地で対戦する。ここで連敗するようなら、負のスパイラルにはまりかねない。この1週間でどう立て直していくか。指揮官の手腕と、選手たちの発奮に期待したい。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 

6月23日発売号のサッカーダイジェストの特集は、J1全18クラブの補強&改善計画書。今季前半戦の戦いぶりを振り返りつつ、第2ステージに向けた強化ポイントを探ってみました。インタビューでは、大宮の家長選手、柏の中村選手が登場。クラブダイジェストでは、熊本を取り上げています。

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