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英国EU離脱でサッカー界の反応は?「選手獲得への影響は今夏から」「自国選手育てる最大の機会」

カテゴリ:ワールド

松澤浩三

2016年06月28日

プレミアリーグの魅力は低下し、海外資産家のクラブ買収は減る!?

現在のプレミアリーグの隆盛は外資に支えらている面もある。奇跡の優勝を果たしたレスターも、オーナーはタイ人のヴィチャイ氏(左)だ。写真は地元タイでの優勝パレードでのひとコマ。(C) Getty Images

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 話をプレミアリーグだけに特化すれば、今回の決定により、リーグには以前ほどの魅力がなくなるという見方が大半だ。ビザの必要性の有無に関わらず、今後、選手たちはこれまでのようなビッグサラリーを期待できなくなる。
 
 さらに今回の決定を「人種差別的な感情を含んだ排他的な考えを持つ国でプレーをしたくはない」と、移民問題を含めた人道的な部分でネガティブに捉える選手が出てきたとしても、なんら不思議ではない。
 
 その結果、これまでのような莫大な放映権料が支払われる構図は崩れ、加えて経済力の劣った英国、そして競争力を失ったプレミアのクラブ買収に興味を示す海外企業や資産家も減少することになるのではないだろうか。
 
 だがプレミアリーグは、今回のBrexit(ブレグジット=ブリテンとエグジット(出口)をつなげた造語)を受けて、次のような声明文を出している。
 
「プレミアリーグは国内のみならず、世界的に大成功を収めているスポーツの大会です。国民投票の結果は関係なく、今後もそのサクセスは続いていくことになります」
 
 その一方で、今は現状維持の状況であることも強調する。
 
「“離脱”側が最大得票を収めたものの、現時点では政治的、そして法的な面でも確定していない状況ですから、すべてが明らかになるまではどうなるかを推測しても大きな意味は持ちません。リーグとしては、政府や関係諸団体と緊密に連絡を取り合いながら、最終的な結論に至ることになります」
 
 英国と欧州のみならず、世界に特大のサプライズを提供したブレグジット。今後のサッカー界にどれほどの変化をもたらすのか。目が離せない状況が続くのは間違いない。
 
文:松澤浩三
 
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