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英国EU離脱でサッカー界の反応は?「選手獲得への影響は今夏から」「自国選手育てる最大の機会」

カテゴリ:ワールド

松澤浩三

2016年06月28日

正式離脱は2年後もビザ取得が困難なEU圏選手が100人以上。一方で自国選手育成のために歓迎の声も。

EU圏選手は、2年後には労働ビザの問題が出てくる。今季ブレイクしたレスターのカンテなどもビザ取得が困難な選手と名前が挙げられているが、2年後までに状況は変わるだろうか。(C) Getty Images

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 スカイスポーツによると、昨季プレミアリーグのクラブに所属したEU圏内のパスポートを保持する選手の数は432人。そしてこれらEU圏内の選手を現在の労働許可証の審査基準に当てはめると、「リーグ内の100人以上が審査基準を達していないため、労働許可証が得られない枠に該当する」としている。
 
 これらには、昨季ブレイクしたエンゴロ・カンテやディミトリ・パイエ、アントニー・マルシアルといった名前が含まれている。さらに、BBCが3月に行った調査を参考にすると、プレミアリーグに加えてチャンピオンシップ(イングランド実質2部)とスコットランドの1部リーグも調査対象にした場合、その数は332選手まで膨れ上がることになる。
 
 とはいえ、すでに国内で活動している選手の場合はビザ取得免除をされる可能性が高く、また前述のとおり今後2年間程度は正式離脱に至らないため、2018年までは影響が少ないと考えていい。
 
 だが一方で、いざ離脱の日時が決定し、英国とEUの交渉が不調に終わり、「EU圏内の国のパスポート保持者が英国で働く場合には労働許可証が必要」という結論に至れば、より大きな影響が出てくるのは確実だ。
 
 となれば、それはEU圏内の選手のみの話に収まらない。南米出身ながらも先祖の母国であるイタリアやスペイン、ポルトガルといった国々のパスポートを持つ選手にも関わってくる問題で、ブラジルやアルゼンチンといったサッカー先進国の選手にとっても、英国リーグ移籍のハードルは高くなる。
 
 だが国内には「外国人選手の数を制限できる」と考える保守的な考えも当然少なくなく、これらの“楽観主義者”は「“イングランド”サッカー界にとって自国の選手を育てるのに最大の機会(※注:スコットランド人は一般的にEU残留を支持)」と喜んでいる。
 
 
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