今の日本に必要なのは、「タイトなプレッシングとラインコントロール」だ。
「小さいが技術がある10番の坂井大将、横浜の和田昌士などは韓国でも知られた選手でしたが、個人的にはブラジル戦で先発出場した中村駿太のプレーがもっとも印象的でした。彼は小奇麗にボールを回す印象の強い日本の中にあって、もっとも戦闘的な動きを見せました。攻撃をフィニッシュさせる過程でも、冷静でシンプルだった。これからが非常に楽しみな選手だと思います。
チームとして見れば、今後日本に必要なのは、ボールを奪われた時に今よりもよりタイトなプレッシングとラインコントロールではないでしょうか。今の日本の完成度では、来年の世界大会で大きな結果は期待できないでしょう。守備の組織力では韓国、攻撃組織ではフランス、個人能力ではブラジルに及ばなかった。日本は強烈なストロングポイントを身に付けることが、これからの課題ではないかと思いました」
文:慎 武宏(スポーツライター)
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。
チームとして見れば、今後日本に必要なのは、ボールを奪われた時に今よりもよりタイトなプレッシングとラインコントロールではないでしょうか。今の日本の完成度では、来年の世界大会で大きな結果は期待できないでしょう。守備の組織力では韓国、攻撃組織ではフランス、個人能力ではブラジルに及ばなかった。日本は強烈なストロングポイントを身に付けることが、これからの課題ではないかと思いました」
文:慎 武宏(スポーツライター)
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。