比較項目3「陣容」――大島を招集された川崎は中盤の“一時解体”も。
13節(5月21日)と14節(5月29日)でクラブ間に差が出るのは、トゥーロン国際大会に招集されたメンバーの不在だ。
浦和勢は「ACLなど過密日程を考慮」という理由で未招集ながら、川崎は奈良、大島、原川の3人、鹿島は植田と櫛引がメンバー入りした(※奈良は5月14日の12節・神戸戦で左脛骨骨折。全治約4か月)。
最も影響を受けるのが川崎か。ボランチでフル稼働する大島に加え、代役を務められる原川まで欠場。大島とエドゥアルド・ネットが2ボランチを組み、中村憲剛のトップ下というトライアングルがここ2試合は機能していただけに、風間八宏監督も“一時解体”に頭を悩ませるはずだ。
一方、鹿島もリーグ戦にフル出場していた植田が呼ばれており、その穴は決して小さくない。とはいえナビスコカップでは、青木剛や西大伍がCBを務めており、経験豊富なふたりであれば、ダメージを最小限に止まるだろう。
■3クラブのトゥーロン国際大会招集メンバー(5月21日~29日)
●川崎
MF 大島僚太(リーグ戦:10試合:1得点)
MF 原川 力(リーグ戦:3試合:0得点)
DF 奈良竜樹(リーグ戦:12試合:0得点)※5月14日の神戸戦で左脛骨骨折
●浦和
未招集
●鹿島
DF 植田直通(リーグ戦:12試合:0得点)
GK 櫛引政敏(リーグ戦:0試合:0得点)
■主な怪我人
●川崎
奈良竜樹、井川祐輔、小宮山尊信、森本貴幸
●浦和
高木俊幸
●鹿島
遠藤 康
■累積警告
●川崎
2枚=車屋紳太郎
1枚=奈良竜樹、田坂祐介、森本貴幸、大久保嘉人、中村憲剛、エウシーニョ、エドゥアルド・ネット、エドゥアルド、三好康児
●浦和
2枚=関根貴大、槙野智章
1枚=宇賀神友弥、遠藤 航、柏木陽介、阿部勇樹、森脇良太
●鹿島
次節(13節)出場停止=西大伍
2枚=植田直通
1枚=昌子 源、カイオ、伊東幸敏、金崎夢生、小笠原満男