比較項目2「日程」――最も過密なのは、中2~3日の5連戦が待ち構える浦和。
今後の日程は、リーグ戦に加えて、ナビスコカップやアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、トゥーロン国際大会(U-23代表)、キリンカップ(日本代表)を含めて見ていく。
5月下旬までの日程は、川崎と鹿島がタイトだ。ともに同月18日にナビスコカップ5節を控え、中2日で13節を迎える。もっとも、ナビスコカップで主力を休ませることも可能で、チーム全体の疲弊は避けられるはずだ。
また、川崎と鹿島は15節以降に十分な休息期間があり、万全の状態でラスト2試合に臨める。あえて優劣をつけるならば、全体の移動距離がやや短い鹿島が優位か。
クラブの公式戦数は、川崎と鹿島が7試合、浦和が8試合と大差はない。ただ代表戦を踏まえると、最も過密と言えるのが浦和だろう。代表勢を多く抱えるなか、キリンカップでの連戦が続き、さらにその後はリーグ戦で5連戦が待ち構える。
仮にキリンカップでフル稼働した場合、浦和勢は6月3日から中2~3日で17節まで戦わなければならない。そして浦和にとっての難関が、11日の鹿島戦(H)、15日のG大阪戦(A)、18日の広島戦(A)だろう。鹿島との上位対決後、アウェーで連戦が組まれており、その時期に疲労はピークに達すると予想される。