【韓国メディアの視点】ACLラウンド16の日韓対決! FCソウルにとって嫌な浦和の3人とは?

カテゴリ:連載・コラム

慎武宏

2016年05月10日

ズラタンはさほど脅威ではない。むしろ嫌うのは……。

韓国でも武藤雄樹の好調ぶりは伝えられている。FCソウル戦でもキーマンのひとりとなるのは間違いない。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ならば、浦和対ソウルの対決はどのような試合展開を予想するのか。ソ・ホジョン記者は言う。
「FCソウルのチェ・ヨンス監督は、Jリーグについて誰よりも詳しい監督です。当然、浦和の戦力はチェックしており、浦和サポーターの熱狂的な声援の凄みも知っている。埼玉スタジアムで行なわれる第1戦に警戒を強めていますが、ソウルのホームとなる第2戦が勝負になると考えているはずです。
 
 というのも、ソウルと全北現代はACLラウンド16に備えてKリーグの試合を延期できる権利を持っていますが、ソウルは敵地での第1戦の前ではなく、ホームでの第2戦前にその権利を行使しています。つまり、第2戦にかならず勝つという覚悟の表われだと見るべきでしょう」
 
 そんなFCソウルを浦和はどう崩すべきか。ソ・ホジョン記者は言う。
「ソウルは慎重かつ安全に第1戦を進めていこうとするはず。浦和はそこをどう崩すか。ソウルの立場からすると、浦和のズラタンはさほど脅威ではありません。彼のようなタイプはKリーグにもいますから。むしろ、スピードや俊敏性のある武藤雄樹、石原直樹などがソウルとしては気になるし、神経を使わざるを得ない。また中盤では、運動量の多さに加えて強さと巧さを兼備する阿部勇樹がかなり脅威に映ります。彼ら3人はKリーグ勢からすると、本当にイヤなタイプなんです」
 
 果たして勝負の行方はいかに――。Kリーグ屈指の人気を誇るFCソウルと、Jリーグの熱狂のシンボルとしてその名を韓国にも轟かす浦和レッズの一戦は、ACLラウンド16の8試合のなかでも、とりわけ好勝負になりそうな予感がするが……。
 
文:慎 武宏(スポーツライター)
 
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