「今季のJリーグ勢には全体的に物足りなさを感じる」
ソ・ホジョン記者が感じるのは、Jリーグだけが持っていたかつての特長が薄れてしまっていることだという。
「ACLでJリーグ勢を長く見て感じるのは、常に2~3月の出足につまずくスロースターターであること。それでもJリーグだけが持つ“組織力”で終盤に追い上げてきましたが、今季はその“組織力の怖さ”もあまり感じません。
広島も佐藤寿人が序盤に欠場したこともあって、本来の組織攻撃で相手に脅威を与えられていないように映った。FC東京は事前情報通り、中盤の組織力は印象的でしたが、最前線にインパクトがない。Jリーグでの試合も含めFC東京の試合は3試合見ましたが、城福監督の戦術があまりに消極的ではないかと思いました。ベトナムのビン・ズオンがホームで江蘇舜天を打ち負かさなければ、東京もグループステージで脱落していたでしょう。今季のJリーグ勢には全体的に物足りなさを感じますね」
そんなJリーグ勢のなかで、唯一気を吐いていると感じるのが浦和レッズだという。グループHは中国の広州恒大の不振で浦和とシドニーFCが得をしたという見方もできるが、「今季ACLに出場したJリーグ勢のなかで最も準備をしっかりしてきた印象があるし、武藤雄樹の活躍は印象的です」と語る。
ただ、その浦和もFCソウルとのラウンド16では厳しい戦いになるのではないかと、ソ・ホジョン記者は見ている。
「ソウルはグループリーグで見せた強さが最近になって曇りがちです。高萩洋次郎とともに中盤でのパスゲームを牽引してきたシン・ジンホが、兵役のためにチームを離れてしまったこともあって、ここ最近は思うような試合運びができていない。ただ、Kリーグ得点ランク1位のアドリアーノ、ベテランですがここ一番で勝負強いデヤン、韓国人FWのなかでも優れた決定力を誇るパク・チュヨンを擁しており、浦和にとっては終始緊張感を強いられる試合になるでしょう」
浦和とFCソウルの対戦は、第1戦が5月18日(水)に埼玉で、第2戦が同25日(水)にソウルで行なわれる(※FC東京は、上海上港と5月17日・24日に対戦)。
「ACLでJリーグ勢を長く見て感じるのは、常に2~3月の出足につまずくスロースターターであること。それでもJリーグだけが持つ“組織力”で終盤に追い上げてきましたが、今季はその“組織力の怖さ”もあまり感じません。
広島も佐藤寿人が序盤に欠場したこともあって、本来の組織攻撃で相手に脅威を与えられていないように映った。FC東京は事前情報通り、中盤の組織力は印象的でしたが、最前線にインパクトがない。Jリーグでの試合も含めFC東京の試合は3試合見ましたが、城福監督の戦術があまりに消極的ではないかと思いました。ベトナムのビン・ズオンがホームで江蘇舜天を打ち負かさなければ、東京もグループステージで脱落していたでしょう。今季のJリーグ勢には全体的に物足りなさを感じますね」
そんなJリーグ勢のなかで、唯一気を吐いていると感じるのが浦和レッズだという。グループHは中国の広州恒大の不振で浦和とシドニーFCが得をしたという見方もできるが、「今季ACLに出場したJリーグ勢のなかで最も準備をしっかりしてきた印象があるし、武藤雄樹の活躍は印象的です」と語る。
ただ、その浦和もFCソウルとのラウンド16では厳しい戦いになるのではないかと、ソ・ホジョン記者は見ている。
「ソウルはグループリーグで見せた強さが最近になって曇りがちです。高萩洋次郎とともに中盤でのパスゲームを牽引してきたシン・ジンホが、兵役のためにチームを離れてしまったこともあって、ここ最近は思うような試合運びができていない。ただ、Kリーグ得点ランク1位のアドリアーノ、ベテランですがここ一番で勝負強いデヤン、韓国人FWのなかでも優れた決定力を誇るパク・チュヨンを擁しており、浦和にとっては終始緊張感を強いられる試合になるでしょう」
浦和とFCソウルの対戦は、第1戦が5月18日(水)に埼玉で、第2戦が同25日(水)にソウルで行なわれる(※FC東京は、上海上港と5月17日・24日に対戦)。