【当落線上|怪我人、オーバーエイジで大きく変動。最終予選メンバーか、橋本ら新たな“切り札”か】

身体能力のナイジェリア、高さのあるスウェーデン、そして強豪コロンビアとの対戦が決定。相手の特長に対抗するなら、フィジカルとダイナミックさを兼ね備えた橋本のような“新戦力”の抜擢もあるかもしれない。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
【当落線上】
GK 杉本大地(徳島)、牲川歩見(鳥栖)
DF 室屋 成(FC東京)、松原 健(新潟)、川口尚紀(清水)、伊東幸敏(鹿島)
MF 井手口陽介(G大阪)、豊川雄太(岡山)、野津田岳人(新潟)、鎌田大地(鳥栖)、橋本拳人(FC東京)、関根貴大(浦和)、三竿健斗(鹿島)
FW 鈴木武蔵(新潟)、金森健志(福岡)、オナイウ阿道(千葉)、富樫敬真(横浜)
最終予選で活躍した室屋、チーム立ち上げから前線の軸としてチームを牽引してきた鈴木、A代表選出歴もある松原の3人は、如何せん故障の影響が大きい。復帰は早くても6月頃の見込みで、本大会までの準備期間があまり少なすぎる。本大会のメンバーリストにおいては、当落線上と見るのが妥当だろう。
FWは過去3大会のいずれも4人が選出されている。オーバーエイジで宇佐美や大迫を招集するといった噂も流れており、仮にこのポジションにオーバーエイジをひとつ使うとなれば、この世代に残された枠は3つ。ここから、“当確”の久保、“有力”の浅野を引くと、ひとつしかないのだ。
オナイウや金森ら定期的に呼ばれている選手も、直近のポルトガル遠征と静岡合宿では目に見えた結果を残せていない。場合によっては、久保、浅野、オーバーエイジ枠の3選手で“打ち止め”となる可能性もあるかもしれない。
最も予測が困難なのがMFだ。最終予選で活躍した豊川、静岡合宿でアピールした野津田と橋本、さらには鎌田や関根も控えている。4月14日に抽選会が行なわれ、グループリーグはナイジェリア、スウェーデン、コロンビアと同組になることが決定。スウェーデンをはじめフィジカルや身体能力に長ける相手との対戦が決まり、対策要員としてフィジカルとダイナミックさを兼ね備えた橋本を抜擢するシチュエーションもなくはないか。
また、「世界では地上戦が多くなる」と睨む手倉森監督は、ポルトガル遠征の際に「足もとのパスのクオリティを高めておきたい」狙いで、鎌田や関根を選んでいる。
これまで使ってきた“計算できる”選手か、はたまた対世界用の“ジョーカー”か、指揮官の決断に注目が集まる。文中で触れなかった選手も、メンバー入りの可能性が途絶えたわけではない。今後のリーグ戦での活躍に注目だ。
文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
GK 杉本大地(徳島)、牲川歩見(鳥栖)
DF 室屋 成(FC東京)、松原 健(新潟)、川口尚紀(清水)、伊東幸敏(鹿島)
MF 井手口陽介(G大阪)、豊川雄太(岡山)、野津田岳人(新潟)、鎌田大地(鳥栖)、橋本拳人(FC東京)、関根貴大(浦和)、三竿健斗(鹿島)
FW 鈴木武蔵(新潟)、金森健志(福岡)、オナイウ阿道(千葉)、富樫敬真(横浜)
最終予選で活躍した室屋、チーム立ち上げから前線の軸としてチームを牽引してきた鈴木、A代表選出歴もある松原の3人は、如何せん故障の影響が大きい。復帰は早くても6月頃の見込みで、本大会までの準備期間があまり少なすぎる。本大会のメンバーリストにおいては、当落線上と見るのが妥当だろう。
FWは過去3大会のいずれも4人が選出されている。オーバーエイジで宇佐美や大迫を招集するといった噂も流れており、仮にこのポジションにオーバーエイジをひとつ使うとなれば、この世代に残された枠は3つ。ここから、“当確”の久保、“有力”の浅野を引くと、ひとつしかないのだ。
オナイウや金森ら定期的に呼ばれている選手も、直近のポルトガル遠征と静岡合宿では目に見えた結果を残せていない。場合によっては、久保、浅野、オーバーエイジ枠の3選手で“打ち止め”となる可能性もあるかもしれない。
最も予測が困難なのがMFだ。最終予選で活躍した豊川、静岡合宿でアピールした野津田と橋本、さらには鎌田や関根も控えている。4月14日に抽選会が行なわれ、グループリーグはナイジェリア、スウェーデン、コロンビアと同組になることが決定。スウェーデンをはじめフィジカルや身体能力に長ける相手との対戦が決まり、対策要員としてフィジカルとダイナミックさを兼ね備えた橋本を抜擢するシチュエーションもなくはないか。
また、「世界では地上戦が多くなる」と睨む手倉森監督は、ポルトガル遠征の際に「足もとのパスのクオリティを高めておきたい」狙いで、鎌田や関根を選んでいる。
これまで使ってきた“計算できる”選手か、はたまた対世界用の“ジョーカー”か、指揮官の決断に注目が集まる。文中で触れなかった選手も、メンバー入りの可能性が途絶えたわけではない。今後のリーグ戦での活躍に注目だ。
文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)