バルサ顔負けのサッカーでクラブ史上初の戴冠。

ジルー、ヤンガ=エムビワなど新進気鋭の戦士を並べ、高質なポゼッションサッカーを展開したモンペリエ。パリSGなど強者を押しのけてのファンタジーな戴冠劇だった。 (C) REUTERS/AFLO
Part3:モンペリエ
2011-12 シーズン/リーグ・アン優勝
5位と健闘した昇格1年目とは打って変わり、ELとの二足の草鞋に苦しんだ2年目は14位と低迷。当然ながら、11-12シーズンの下馬評は低かった。
しかし蓋を開けてみれば、就任3年目のルネ・ジラール監督が植え付けたバルサ顔負けのポゼッションサッカーが機能し、次々と強敵を撃破していた。
躍進を支えた最大の功労者が主砲オリビエ・ジルー(現アーセナル)で、リーグ最多の21得点を叩き出した。フィニッシュと崩しの両局面で異彩を放ったユーネス・ベルハンダ(現シャルケ)、そして堅守を支えたマプ・ヤンガ=エムビワ(現リヨン)の働きも特筆に値した。
年間予算がわずか3500万ユーロ(約49億円)の小クラブが、ハビエル・パストーレやチアゴ・モッタら大物を次々と乱獲して戦力値を大幅に高めたパリSG、エデン・アザール擁する前年の王者リールとの三つ巴の争いを制して、1919年のクラブ創設以来初となるリーグ優勝。おとぎ話のような戴冠劇にフランス中が沸いた。
◎戴冠までの軌跡
2007-08/2部:8位
2008-09/2部:2位
2009-10/1部:5位
2010-11/1部:14位
2011-12/1部:優勝
2011-12 シーズン/リーグ・アン優勝
5位と健闘した昇格1年目とは打って変わり、ELとの二足の草鞋に苦しんだ2年目は14位と低迷。当然ながら、11-12シーズンの下馬評は低かった。
しかし蓋を開けてみれば、就任3年目のルネ・ジラール監督が植え付けたバルサ顔負けのポゼッションサッカーが機能し、次々と強敵を撃破していた。
躍進を支えた最大の功労者が主砲オリビエ・ジルー(現アーセナル)で、リーグ最多の21得点を叩き出した。フィニッシュと崩しの両局面で異彩を放ったユーネス・ベルハンダ(現シャルケ)、そして堅守を支えたマプ・ヤンガ=エムビワ(現リヨン)の働きも特筆に値した。
年間予算がわずか3500万ユーロ(約49億円)の小クラブが、ハビエル・パストーレやチアゴ・モッタら大物を次々と乱獲して戦力値を大幅に高めたパリSG、エデン・アザール擁する前年の王者リールとの三つ巴の争いを制して、1919年のクラブ創設以来初となるリーグ優勝。おとぎ話のような戴冠劇にフランス中が沸いた。
◎戴冠までの軌跡
2007-08/2部:8位
2008-09/2部:2位
2009-10/1部:5位
2010-11/1部:14位
2011-12/1部:優勝