【韓国メディアの視点】最終予選は日本と別組が濃厚… 直接対決の消滅に「残念だ」

カテゴリ:連載・コラム

慎武宏

2016年03月30日

日韓両国のW杯出場には楽観的な見方も。

FIFAランキングの順位によって決定されるポット分けで、日本と韓国は同じ第2ポットとなり、別組になることが濃厚。最終予選での直接対決はなくなりそうだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ちなみに韓国メディアは最終予選ドローで、最新のFIFAランクでアジア4位となる見込みの日本は第2ポットに入る可能性が高いと見ている。また同3位の韓国も同じ第2ポット入りが確実ということもあり、各メディアは次のように報じている。
「韓日戦なしの最終予選」(『スポータルコリア』)
「第2シードの韓国、日本とは別組に。オール中東勢の可能性も」(『インターフットボール』)
「トップシードをもらえなかった韓国、韓日戦の代わりにイランともう一度?」(『JOY NEWS24』)
 日本との同組がなくなった最終予選の組み分けについて展望する記事も増えている。
 
 ホン・ジェミン編集長もこう語る。
「シード国の振り分けによって韓日戦は事実上不可能となったことは残念だ。日本はどれだけうまくても、韓国は重要な局面で日本と対戦すれば“必ず勝つ”という自信を漲らせてきた。それが韓日戦の歴史であり、過去のワールドカップ予選の対戦成績でも韓国の自信には説得力があった。そういう事例はもちろん、両国の興行面や盛り上がりという点でも韓日戦がなくなってしまったことは残念だが、日本も韓国も最終予選を突破し本大会に必ず出場しなければならないし、当然それができると思う。両国がスランプや窮地に立たされても、他の競争相手のレベルが落ちるので致命的にならないのではないか」
 
 いずれにしても日韓はともに最終予選進出を決め、4月12日にマレーシア・クアラルンプールで行なわれるドローで、振り分けられるグループが決まることになる。組分け抽選会の結果を受けて、日韓でどんな反応が起きるだろうか。
 
文:慎 武宏(スポーツライター)
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