大量得点での勝利にも10番を背負う香川に対する見方は手厳しく…
しかし前出のホン・ジェミン編集長は試合全体を通じて見た時、「7、8ゴールを決めていてもおかしくなかった試合だった」とも付け加える。
「シリアも同じ組で良い成績を収めていたが、日本の前では力不足という感じだった。実力差がかなり明白で、日本が前半のチャンスもモノにしていたら7、8点は決まっていてもおかしくなかった」
そんな圧倒的な試合のなかで、とりわけ目立ったのは2得点・1アシストを決めた香川真司だというが、雑誌の特色柄(『FourFourTwo KOREA』はイングランドの『FourFourTwo』ライセンス誌)、ヨーロッパサッカーものウォッチャーでもあるホン・ジェミン編集長は香川についてこう指摘する。
「香川は基本的に最前線ではなく2列目の位置に特化されたアタッカー。シリア戦でもよく動きスペースにもどんどん飛び込んで、パスも良かった。ゴールもアシストも決めたので問題なしと言いたいところだが、正直に言うと決定力という点ではちょっぴり残念だった。
彼がアタッカーである以上、まして背番号10というエースナンバーをつける以上、訪れたチャンスをきっちり決められずにいれば、チームは迷走するだろう。もう少し貪欲になっても良い気がした。エースとしては物足りない。“too naive. He has to be more evil”(あまりにもナイーブすぎる。もっともワルに徹してもいい)という印象だ」
「シリアも同じ組で良い成績を収めていたが、日本の前では力不足という感じだった。実力差がかなり明白で、日本が前半のチャンスもモノにしていたら7、8点は決まっていてもおかしくなかった」
そんな圧倒的な試合のなかで、とりわけ目立ったのは2得点・1アシストを決めた香川真司だというが、雑誌の特色柄(『FourFourTwo KOREA』はイングランドの『FourFourTwo』ライセンス誌)、ヨーロッパサッカーものウォッチャーでもあるホン・ジェミン編集長は香川についてこう指摘する。
「香川は基本的に最前線ではなく2列目の位置に特化されたアタッカー。シリア戦でもよく動きスペースにもどんどん飛び込んで、パスも良かった。ゴールもアシストも決めたので問題なしと言いたいところだが、正直に言うと決定力という点ではちょっぴり残念だった。
彼がアタッカーである以上、まして背番号10というエースナンバーをつける以上、訪れたチャンスをきっちり決められずにいれば、チームは迷走するだろう。もう少し貪欲になっても良い気がした。エースとしては物足りない。“too naive. He has to be more evil”(あまりにもナイーブすぎる。もっともワルに徹してもいい)という印象だ」