• トップ
  • ニュース一覧
  • 90%以上のマッチ率。なぜ町野修斗は新天地でいち早く対応できたのか? 確固たるデータに裏打ちされたキール移籍

90%以上のマッチ率。なぜ町野修斗は新天地でいち早く対応できたのか? 確固たるデータに裏打ちされたキール移籍

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年09月16日

わずか2か月で明確なビジョン

 野心とアグレッシブさを前面に押し出す町野。そうしなければ、ドイツ2部からステップアップが叶わないという危機感があるからだろう。過去には、2014年1月に鹿島アントラーズから同じ2部の1860ミュンヘンに移籍した大迫勇也(神戸)が、半年間で1部のケルンに引き抜かれた例があった。一方で、日本代表経験のある室屋成(ハノーファー)や田中碧(デュッセルドルフ)にしても、格上リーグに行くという希望が現実になっていない。

 もちろんSBの室屋や、ボランチの田中はポジション的に難易度が高い部分があるものの、町野のFWにしても目をギラギラさせて成り上がろうとしている人間たちが競い合っている。そこで一歩抜け出すためには、やはり頭抜けた結果がどうしても必要になる。それを強く自覚したうえで、町野は日々前進していく覚悟だ。
 
「今、自分が課題だと感じているのは、もう少しゴール前に入る時のスピードを上げていくことと、ペナルティエリアでの存在感を高めていくことですね。どうしても足もとで受けてどうにかしようとしてしまうことが多いんで、背後に抜けてフィニッシュに持っていくようなシーンを増やしたい。まさにシャルケ戦の得点シーンは1つの成功例だと思います。

 キールは後ろからしっかりとつなぐスタイルで、そこまでロングボールが多くないので、背後に抜ける形を作るのは結構難しいんですけど、ピヒラーや7番のスクリプスキとの関係性を良くしていけば、チャンスが増えるはず。自分が点を取れる形をいち早く確立していきたいと考えています」

 渡独からわずか2か月で、ここまで明確なビジョンを描ける町野からは大いなる希望が感じられる。ここからの爆発が楽しみで仕方がない。

※第1回終了(全3回)

取材・文●元川悦子(フリーライター)

「ドウアン?イタクラ?知らないね」ドイツサポーターに驚くほど“無名だった”森保Jが痛快の勝利。独記者は口々に「日本はグッドチームだ」と...

「狂気のカラダだ!」クロアチア代表のブロンド女子が“大胆ビキニショット”でファン悩殺!「世界遺産クラスの美貌」
【関連記事】
北九州→湘南→代表→W杯、そして欧州挑戦。わずか4年半で劇的な進化を遂げた町野修斗。大きな転機となったアメリカ戦
「3年後は27歳。やっぱり...」26年北中米W杯で絶対的エースを目ざす町野修斗が、日本代表への熱き想いを激白
代表招集外も今は気にしない。北ドイツの地で“ニンジャ”町野修斗は成長を続けている【現地発】
「攻撃を常に危険なものにしていた」独誌が決勝弾の町野修斗をベストイレブンに選出!「クロスのようなロングスローやジャンプ力で…」
「狂気のカラダだ!」クロアチア代表のブロンド女子が“大胆ビキニショット”でファン悩殺!「世界遺産クラスの美貌」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト シーズンラストの決定版
    5月16日発売
    2023-2024シーズン
    欧州5大リーグ
    BEST PLAYER
    元選手・識者たちが徹底討論!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ