欧州遠征は今後も続けていく方針
実は上船がドイツでプレーしていた時の監督が、西ドイツ代表として1982年スペイン・ワールドカップで準優勝しているヴィルフリード・ハンネスで、わざわざ相生の試合に駆けつけてくれて旧交を温めた。
「彼は僕のことをすごく高く評価してくれていたんです。でも裏返せば、多くの日本人選手たちはドイツへ来ても、チームに入ってしまえば適応できる。ただ反面、しっかり見てもらうチャンスを掴むのが大変なんです」
ドイツでの最終戦、相生学院はボルシア・メンヘングラッドバッハU19に2点のリードを許しながら、後半は見事にビハインドを帳消しにして引き分けた。福田師王のチームメイトも何人かプレーしていたというから、相手は年齢面も含めて明らかに格上と言えるチームだった。
相生学院とのトレーニングマッチは、対戦相手にとっても有益だったようで、どの監督からも「是非またやりたいな」と声をかけられたそうだ。実際に何人かの選手は、現地でも高い評価を受けた。
「彼は僕のことをすごく高く評価してくれていたんです。でも裏返せば、多くの日本人選手たちはドイツへ来ても、チームに入ってしまえば適応できる。ただ反面、しっかり見てもらうチャンスを掴むのが大変なんです」
ドイツでの最終戦、相生学院はボルシア・メンヘングラッドバッハU19に2点のリードを許しながら、後半は見事にビハインドを帳消しにして引き分けた。福田師王のチームメイトも何人かプレーしていたというから、相手は年齢面も含めて明らかに格上と言えるチームだった。
相生学院とのトレーニングマッチは、対戦相手にとっても有益だったようで、どの監督からも「是非またやりたいな」と声をかけられたそうだ。実際に何人かの選手は、現地でも高い評価を受けた。
そして全3戦を終えた選手たちの意識も一変した。
「マジで勝てたわ」
「早くこの環境でやりたいな」
「卒業したらドイツ行きもありだな」
しかしそんな言葉を交わす選手たちに、上船監督は釘を刺した。
「ドイツでは助っ人として活躍できる能力を認められなければ獲ってもらえない。同じ実力ならドイツ人の選手を獲るよ」
相生学院が最優先するテーマは、個の成長を促しプロ選手を育成していくことだ。だからこそ上船監督は、こうして実り多かった欧州遠征を今後も続けていきたいと考えている。
取材・文●加部究(スポーツライター)
「衝撃のゴール」渾身ヘッドで先制弾の板倉滉、ブンデス1部初得点に反響!「間合いの取り方で勝負あり」
「オフェンスはまだまだ頑張れる」最年長記録樹立の長谷部誠、7季ぶりゴールに意欲?「今日はチャンスが全くなかった(笑)」
「マジで勝てたわ」
「早くこの環境でやりたいな」
「卒業したらドイツ行きもありだな」
しかしそんな言葉を交わす選手たちに、上船監督は釘を刺した。
「ドイツでは助っ人として活躍できる能力を認められなければ獲ってもらえない。同じ実力ならドイツ人の選手を獲るよ」
相生学院が最優先するテーマは、個の成長を促しプロ選手を育成していくことだ。だからこそ上船監督は、こうして実り多かった欧州遠征を今後も続けていきたいと考えている。
取材・文●加部究(スポーツライター)
「衝撃のゴール」渾身ヘッドで先制弾の板倉滉、ブンデス1部初得点に反響!「間合いの取り方で勝負あり」
「オフェンスはまだまだ頑張れる」最年長記録樹立の長谷部誠、7季ぶりゴールに意欲?「今日はチャンスが全くなかった(笑)」