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【リオ五輪予選】サウジアラビア戦・エリア別検証|大島、井手口の個人の力が光るも「4-3-3」が機能したとは言い難い

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年01月20日

【アタッキングサード】浅野はチームの意識を大きく変える存在に。

単独での仕掛けを阻止される場面が散見された南野。やはり2トップがチームには会っているのだろうか。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 こちらも通常とは違う「3」の組合せで、左から中島、オナイウ、南野が並んだ。3人のなかで結果を残したのは南野だ。53分、右サイドから仕掛けると、冷静なパスで井手口のゴールをアシスト。波に乗り切れていなかった男がようやく得点に絡んだ。
 
 ただ、前線3枚の連係はそこまで見られず、中島、南野が単独で仕掛けて相手に潰されるシーンも少なくなかった。1トップのオナイウは相手DFに狙われ、上手くボールを収められず。やはり前線も2戦目までの2トップがフィットしているように映る。
 
 そのなかで興味深かったのは、浅野の投入後のチームの動きだ。2-1で迎えた66分に浅野がピッチに登場したが、大島は「(浅野)拓磨が入ったことで割り切って蹴ろうと思った」と守備に重点を置き、ロングボールで相手の背後を狙うカウンターを軸にした試合運びにシフトしたことを説明する。
 
 事実、浅野はそのスピードを活かし、ロングボールから何度も裏へ抜け出して、相手守備陣を押し下げた。選手交代で監督の意思がピッチへ伝わるのは戦い方の幅を広げることとなる。決勝トーナメントでも浅野はベンチの切り札として機能しそうだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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