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【リオ五輪予選】サウジアラビア戦・エリア別検証|大島、井手口の個人の力が光るも「4-3-3」が機能したとは言い難い

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年01月20日

【ディフェンシブサード】不安なのは右SBだ。

右膝の状態を考えて第3戦に照準を合わせた松原だが、低パフォーマンスに終始。交代で入った亀川も良かったとは言い難く、右SBは不安の残るポジションに。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 今予選で初めて失点を喫したが、形としては不可解な判定からのPK。崩されて失ったわけではない。しかし、守備陣のパフォーマンスが盤石であったのかと問われれば、それもまた否定せざるを得ないだろう。

【リオ五輪予選PHOTOダイジェスト】日本 2-1 サウジアラビア

 まず不安を感じさせたのが右SBだ。昨年4月に手術した右膝の状態が芳しくない松原は「大会前に第3戦に照準を合わせてほしいと話していた」(手倉森監督)と、満を持しての登場となったが、やはりトップフォームからは程遠い出来。守備では裏を突かれる場面が多く、得意の高精度クロスを見せたシーンは皆無で、「ちょっと、気になったので変えてもらいました」(松原)と、68分には自ら交代を願い出た。
 
 そして交代で入った亀川は、本来は左SBのため右SBでは攻守に粗さが目立ち、指揮官の信頼を掴めたとは言い難い。レギュラーの室屋は1月16日のグループリーグ第2戦のタイ戦で右足を打撲し、別メニュー調整が続く。もし次戦の準々決勝に室屋が間に合わなければ……不安は尽きない。
 
 一方、左SBでは山中が自慢の左足を武器に攻撃面で高く貢献した。守備面でも粘り強い対応を見せるなど、問題のない出来だったと言えよう。
 
 CBは岩波不在の影響が見られた。植田は最終ラインを統率しようと奮闘したものの、奈良に軽い対応が散見。「最終ラインを高く保ってコンパクトさを維持しようとしていた」とはベンチから見ていた遠藤の言葉で、全体としての意志統一は図れていたようだが、球際など局面での対応に課題が残った。
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