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【連載】ミラン番記者の現地発・本田圭佑「ローマ戦のアシストでミハイロビッチ監督との関係に変化が?」

カテゴリ:連載・コラム

マルコ・パソット

2016年01月12日

もちろん問題がすべて解決したわけではない。

1試合ごとに進退が掛かっているミハイロビッチ監督(右)。今後、本田をどう扱うのか。(C)Alberto LINGRIA

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 つまるところ、本田を取り巻く状況は、数か月前と比べれば僅かながらも好転している。もちろん、問題がすべて解決したわけではない。
 
 ローマ戦はアシストこそ見事だったが、90分間を通じたパフォーマンスは及第点がせいぜい。「もし今日のようなプレーを毎回見せられれば、即座にレギュラーだ」と言わしめたフロジノーネ戦(昨年12月20日)と比べれば、輝きは限定的だった。
 
 前半はチームメイトと同じく落ち着きがなく、まともにパスすらも繋げなかったし、後半もアシストを除けば、効果的なプレーは限られていたのだ。
 
 チェルチは去るが、ボアテングに加え、攻撃陣はこの1月にさらなる補強があるかもしれない。良くも悪くもサプライズに満ちているミランのメルカートは、誰にも予測不可能なのだ。
 
 ローマ戦後のミハイロビッチは、嬉しそうだった。何しろこの引き分けで、ともかく今すぐの解任を回避できたからだ。それを助けてくれたのは誰か、そっと心の中で気が付き、恩に感じている可能性もあるが……。それはまだ誰にも分からない。
 
文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)
翻訳:利根川晶子
 
【著者プロフィール】
Marco PASOTTO(マルコ・パソット)/1972年2月20日、トリノ生まれ。95年から『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙で執筆活動を始める。2002年から8年間ウディネーゼを追い、10年より番記者としてミランに密着。ミランとともにある人生を送っている。
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