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【連載】ミラン番記者の現地発・本田圭佑「ローマ戦のアシストでミハイロビッチ監督との関係に変化が?」

カテゴリ:連載・コラム

マルコ・パソット

2016年01月12日

ボアテングは今後右サイドで試されるかもしれない。

本田にとってチェルチの次のライバルはこのボアテング(左)か。ローマ戦では途中出場でミランの攻撃を活性化させた。(C)Alberto LINGRIA

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 年始のインタビューが話題になった後、本田はアドリアーノ・ガッリアーニ副会長と会い、「ミランにもうスター選手はいない」、「一人で試合を決めたり、監督を助けたりできる選手はいない」などとは発言していないと釈明している。さらに「自分はチームの一員で、真面目に努力していて、ほかの選手と同等の扱いをして欲しいだけだ」とも。この本田の言葉をガッリアーニは評価したし、おまけにローマ戦での完璧なアシスト。ポジティブな変化だ。
 
 さて、ここでまたいつもの疑問が浮かんでくる。これからどうなるのか? 本田に関して言えば、一番の脅威は(これまで何度も繰り返してきたが)、ケビン=プリンス・ボアテングだ。シャルケとの関係が悪化し、昨年10月からミラネッロ(ミランの練習場)でトレーニングを積んでいたこのMFは、年始早々の1月4日に正式にミラン復帰を果たした。
 
 ボアテングは攻撃的ポジションならどこでもこなすが、ある程度の自由を与えてこそ輝くタイプ。そのため当面はアタッカーで起用される可能性が高い。途中出場した先のローマ戦ではセカンドトップに入り、8か月も公式戦から遠ざかっているわりには好プレーを見せていた。
 
 ただ、ミハイロビッチが今後、ボアテングを右サイドで試す可能性はあるだろう。いま本田が、新たに自分のものにしようとしているポジションだ。
 
 とはいえ、数か月前まで最大のライバルだったアレッシオ・チェルチはもはや考える必要がない。一時期、ミハイロビッチは右サイドをチェルチに託していたが、少しずつパフォーマンスが低下し、素行の悪さも首脳陣の心象を悪くした。
 
 先頃、ガッリアーニ副会長は「チェルチは(保有元の)アトレティコ・マドリーがレンタルを認めれば、すぐにでもジェノアに加わることになるだろう」と明言している。もはや退団必至だ。
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