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ついにバルサ・デビュー! 下部リーグやBチームを渡り歩いたA・ビダルの「知られざる波乱万丈伝」

カテゴリ:メガクラブ

下村正幸

2016年01月07日

これまで断ってきた右SBへのコンバートが大英断に。

セビージャではコンバートされた右SBで攻守に躍動。EL制覇に貢献するなど一気に名を揚げる。(C)Getty Images

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 そして13-14シーズン、ついに1部デビューを果たすと、不動の右ウイングとしてリーガ・エスパニョーラの全38試合に出場して6得点をマーク。この活躍を見て、シーズン終了後に他のクラブに先んじて獲得を決めたのがセビージャだった。同クラブの敏腕スポーツディレクター、モンチは前々から密かにこのサイドアタッカーの成長を追っていたという。
 
 セビージャではその後の運命を左右する指導者と出会う。現在も指揮を執るウナイ・エメリ監督だ。無尽蔵のスタミナを評価され、開幕から継続的に出場機会を得ると、なかなか波に乗れないチームにあって、その溌剌としたプレーは周囲の目を惹いた。
 
 選手としての価値をさらに高めるきっかけとなったのが、エメリ監督による右SBへのコンバートだ。これまでのクラブではポジション変更を勧められても断ってきたが、この時は首を縦に振った。
 
 結果的に、エメリ監督のコンバート策は右SBのレギュラーが固定されていなかったチーム、そしてA・ビダルにとって大英断となった。
 
 守備面ではハードワークでチームを助け、攻撃面では持ち前のスピードを活かして積極的にオーバーラップを仕掛けた。フィオレンティーナとのヨーロッパリーグ準決勝第1レグでは2得点をマークするなど大舞台でもインパクトのある働きを披露し、シーズン終盤を迎える頃にはすっかりチームの中心選手に成長。セビージャのヨーロッパリーグ連覇に大きく貢献したのだ。
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