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【本田泰人の目】森保監督が見極める“持っている”選手。古橋の活躍に上田も危機感を覚えているはずだ

カテゴリ:連載・コラム

本田泰人

2023年06月17日

三笘や堂安、久保は抜けた存在

躍動感あるプレーを見せた旗手。アピールに成功できたと思う。(C)SOCCER DIGEST

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 細かいことを言えば、上田にはもっと三笘の特徴を理解しつつ、久保、堂安、旗手といったボールフォルダーのタイプによって動くタイミングや、動き出しの場所とかを変えていかないといけない。チームメイトのプレーを理解して、信頼関係も勝ち取っていかないと、エースストライカーにはなれないよね。

 日本代表に選ばれている選手には、特別なストロングポイントがある。自分にとってのストロングポイントは何なのか? それを改めて自分で理解しつつ、それをしっかり出していくことはもちろん大事だ。

 クラブで活躍できているのに、代表で活躍できない選手というのは、自分のタイミングだけでプレーしがちだ。 代表チームはある程度、選手が変わる。パスの出し手も変わるから、出し手のタイミングに合わせるのも必要だし、「俺はこのタイミングでもらいたい」というコミュニケーションをしっかり取って要求することも大事だ。やっぱり自己主張を含めて、コミュニケーションを取れる選手にならないといけない。
 
 ベルギーリーグは決してレベルの高いリーグとは思わないけど、ただ中位(8位)チームにあってリーグ2位の22ゴールという結果を残せている。代表レベルになったら、もっと良いパスが出せる選手がいるんだから、今日みたいな相手には2~3点は取らなきゃいけなかったよね。

 三笘や堂安、久保はもう抜けた存在になっている。彼ら以上のインパクトを残せる選手がどれだけ出てくるか。それをボーダーラインとするならば、アピールに成功したのは旗手くらいだろう。

 チームがもっとレベルアップするためには、チーム内での競争力を高めることが重要だ。次のペルー戦では、誰がインパクトを残すのか。出場チャンスを与えられた選手には、堂々と戦って、ぜひ頑張ってもらいたいね。

【著者プロフィール】
本田泰人(ほんだ・やすと)/1969年6月25日生まれ、福岡県出身。帝京高―本田技研―鹿島。日本代表29試合・1得点。J1通算328試合・4得点。現役時代は鹿島のキャプテンを務め、強烈なリーダーシップとハードなプレースタイルで“常勝軍団”の礎を築く。2000年の三冠など多くのタイトル獲得に貢献した。2006年の引退後は、解説者や指導者として幅広く活動中。スポーツ振興団体『FOOT FIELD JAPAN』代表。

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