「世界一という目標は下げない」
3つ目はストライカーのポジションだ。相手の特性やシステムによって選手の使い分けが見込まれているものの、裏抜けと決定力が魅力の坂本一彩(岡山)が怪我明けで、福田はU-20代表初参戦でコンビネーションに不安がある。
二人の状態を考えれば、ポストワークと空中戦の強さが売りの熊田直紀(FC東京)がメインキャストだろう。だが、福田がフィットすれば、起用法の幅が広がる。空中戦に強く、裏への抜け出しを得意としており、こぼれ球に詰めるのも上手い。
二人の状態を考えれば、ポストワークと空中戦の強さが売りの熊田直紀(FC東京)がメインキャストだろう。だが、福田がフィットすれば、起用法の幅が広がる。空中戦に強く、裏への抜け出しを得意としており、こぼれ球に詰めるのも上手い。
普段から海外勢と対峙しており、屈強なCBとのバトルに慣れているのもプラスの要素。体重も渡独後に3キロ増えて、2メートル近い選手との競り合いにも負けていない。短時間でも結果を残せるタイプで攻撃の切り札として起用できるだけに、周囲とのコンビネーション構築が攻撃のカギになるはずだ。
セネガルとの初戦まであと11日しかない。限られた時間で冨樫監督は選手たちをいかに組み合わせていくのか。「私たちはアジア・ナンバーワンにはなれなかった。だけど、世界一という目標は下げない」と言い切る指揮官のもと、世界を驚かせる準備を進めていく。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
セネガルとの初戦まであと11日しかない。限られた時間で冨樫監督は選手たちをいかに組み合わせていくのか。「私たちはアジア・ナンバーワンにはなれなかった。だけど、世界一という目標は下げない」と言い切る指揮官のもと、世界を驚かせる準備を進めていく。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)