松木が1列前に入る可能性も
チーム編成で注目すべきポイントは3つある。1つ目がボランチの組み合わせだ。いずれのシステムでも2人が起用されるポジションの人材は豊富。松木が軸となるが、状況に応じて選手をピッチに送り出せるのは心強い。豊富な運動量と高い技術を持つ福井は、渡独後も順調にセカンドチームで出場機会を得ており、松木の相棒には打ってつけのプレーヤーだ。
攻守のバランスを考えれば、高い戦術眼で右SBでもプレー可能な山根陸(横浜)を配置する策もある。攻撃的に振る舞うのであれば、2列目と左SBにも対応できるレフティの安部大晴(長崎)や、創造性に富んだパスでチャンスを生み出す佐野航大(岡山)を置いても面白い。
状況によっては松木が1列前に入る可能性もあるが、誰が組んでもクオリティは落ちないだろう。タイトな日程で進行する今大会はターンオーバーの必要性もあり、連戦を乗り切るだけの力はあるはずだ。
2つ目は右SBの起用法だ。チーム立ち上げ当初からレギュラーが定まらず、左SBが主戦場の中野伸哉(鳥栖)が務めるケースも多かった。しかし、その中野がコンディションを崩し、U-20アジア杯に続き、U-20W杯のメンバーからも漏れた。
今大会も本職の選手が一人もいない状況でアルゼンチンに向かうが、現状ではU-20アジア杯同様に、サイドハーフの屋敷優成(大分)が右SBを務める可能性が高い。アジアの戦いで経験値を積んでおり、起用に目処が立っているのは明るい材料だ。
攻守のバランスを考えれば、高い戦術眼で右SBでもプレー可能な山根陸(横浜)を配置する策もある。攻撃的に振る舞うのであれば、2列目と左SBにも対応できるレフティの安部大晴(長崎)や、創造性に富んだパスでチャンスを生み出す佐野航大(岡山)を置いても面白い。
状況によっては松木が1列前に入る可能性もあるが、誰が組んでもクオリティは落ちないだろう。タイトな日程で進行する今大会はターンオーバーの必要性もあり、連戦を乗り切るだけの力はあるはずだ。
2つ目は右SBの起用法だ。チーム立ち上げ当初からレギュラーが定まらず、左SBが主戦場の中野伸哉(鳥栖)が務めるケースも多かった。しかし、その中野がコンディションを崩し、U-20アジア杯に続き、U-20W杯のメンバーからも漏れた。
今大会も本職の選手が一人もいない状況でアルゼンチンに向かうが、現状ではU-20アジア杯同様に、サイドハーフの屋敷優成(大分)が右SBを務める可能性が高い。アジアの戦いで経験値を積んでおり、起用に目処が立っているのは明るい材料だ。
そうは言っても層が薄いポジションであるのは明白。アクシデントやターンオーバーを考えれば、屋敷だけで乗り切るのは不可能だろう。
そこで期待したいのが、CBが本職の高井幸大(川崎)とボランチの山根だ。高井は192センチの高さが武器で、4月中旬以降はクラブでもCBのレギュラーとしてプレー。SBにも対応できる柔軟性を持ち合わせており、U-20アジア杯でも右サイドで起用されている。
右SBに高井が入れば、選手を替えずに3バックへ移行できるメリットもあり、フィジカルで勝負してくるアタッカーにも対応しやすい。
一方、山根はゲームメイクに秀でたプレーメーカーだが、今季は所属クラブで右SBにも挑戦している。特に4月に入ってからは出場機会を増やしており、新たなポジションにも慣れてきた。ビルドアップではボールを前に運んで攻撃の出発点になれる。
そこで期待したいのが、CBが本職の高井幸大(川崎)とボランチの山根だ。高井は192センチの高さが武器で、4月中旬以降はクラブでもCBのレギュラーとしてプレー。SBにも対応できる柔軟性を持ち合わせており、U-20アジア杯でも右サイドで起用されている。
右SBに高井が入れば、選手を替えずに3バックへ移行できるメリットもあり、フィジカルで勝負してくるアタッカーにも対応しやすい。
一方、山根はゲームメイクに秀でたプレーメーカーだが、今季は所属クラブで右SBにも挑戦している。特に4月に入ってからは出場機会を増やしており、新たなポジションにも慣れてきた。ビルドアップではボールを前に運んで攻撃の出発点になれる。