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過去最大の混戦!カタールW杯の優勝候補6か国をスペイン人記者が検証。ダントツのクオリティを誇るのは?

カテゴリ:国際大会

エル・パイス紙

2022年11月20日

EURO2020での惨敗は欧州最高の陣容を揃えるだけでは不十分という警告

ベンゼマ(右)の欠場でエムバペ(左)には重圧がのしかかる。(C)Getty Images

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●フランス
 ポール・ポグバとエンゴロ・カンテの欠場は、ロシアW杯を制したチームに何が不可欠で何が付属品だったかを発見する役目を果たすだろう。アントワーヌ・グリエーズマンは新たな“伴侶”を探すことを余儀なくされ、キリアン・エムバペは昨年のコンビ形成以来、連携の改善が図られないままカリム・ベンゼマ(怪我でW杯欠場が決定)と共存することを余儀なくされている。

 チームを率いるのは、カテナチオという過去の産物に喜々として縛られたまま、サッカーを単純化するデディエ・デシャンだ。したがってフランスがどのようなプレーをするかは明白だ。一方、疑問の余地があるのは、デシャン監督がオーレリアン・チュアメニやジュル・クンデといった選手の起用に固執し続けた場合、往年の堅固な守備をどのように再現するのかという点だ。EURO2020での惨敗は欧州最高の陣容を揃えるだけでは不十分という警告だった。スポーツ的、道徳的な復興は、依然として懸案事項だ。
 
●オランダ
 サッカー界には、単体で優秀な選手もいれば、一緒にプレーするチームメイトをよりよくする選手もいる。フレンキー・デ・ヨングは後者に該当する。センターバックのように守り、ミッドフィルダーのように中盤を統率し、エンガンチェ(トップ下)のようにパスを繰り出し、ウィングのようにドリブルし、ストライカーのようにゴール前に顔を出す。

 これだけ多くのことをしかも高次元にこなせる選手は今大会、彼以外に見当たらない。フィルジル・ファン・ダイクやマタイス・デリフトのようなCBが最終ラインを支えるチームのレパートリーの豊富さは、競争力のある集団を優勝候補の1つに昇華させる可能性を秘めている。

文●ディエゴ・トーレス(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
 
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