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過去最大の混戦!カタールW杯の優勝候補6か国をスペイン人記者が検証。ダントツのクオリティを誇るのは?

カテゴリ:国際大会

エル・パイス紙

2022年11月20日

サウスゲイト監督ほどイングランドの憂鬱と混乱を凝縮した人物はいない

ドイツはムシアラ(右)、イングランドはフォデン(左)ら若手にも注目だ。(C)Getty Images

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●ドイツ
 1980年代から1990年代にかけてベルント・シュスター、ローター・マテウス、ピエール・リトバルスキー、トーマス・ヘスラ―、トーマス・ドル、フェリックス・マガト、シュテファン・エフェンベルクらドイツは一線級のミッドフィルダーを輩出し続けた。しかしそれはもう過去の話だ。現代表の中盤は質、量ともに不足し、82年スペイン大会、86年メキシコ大会、90年イタリア大会のチームが見せたようなバリエーション豊富な攻撃を繰り出すことはない。ただその分、ドイツは先鋭的な指揮官を輩出し続いている。

 EURO2020まで15年間にわたり代表を率いたヨアヒム・レーブ、現代表監督ハンジ・フリックはいずれもその系譜に名を連ねる指導者だ。2人はその独創的な理論を、欧州NO.1の実績を誇る伝統の勝負強さを損なわないように調整しながらチームに植え込み、育成システムの欠陥を補ってきた。

 ドイツは、やり方は二の次で、攻撃に徹する。ある場面では秩序、ある場面では熱量を発揮し、自分たちの力以上のものを出し切る。まだチームの方向性は模索中だ。とりわけ負傷欠場のティモ・ヴェルナーに代わる9番探しは急務である。しかしイルカイ・ギュンドアンの連携力とジャマル・ムシアラの創造性を旗頭に、チームは成長曲線を描いている。歯車がかみ合えば、怖い存在になりそうだ。
 
●イングランド
 自国開催の1966年大会以来、最もタイトル獲得のチャンスが近づいた時、GoogleロボットにPK戦の命運を委ねたガレス・サウスゲイト監督ほど、イングランドの憂鬱と混乱を凝縮した人物はいない。

 現イングランド代表は傑出した才能を持ったハリー・ケインを筆頭に精鋭揃いだ。しかしEURO2020の決勝での敗北は、このタレント集団を率いる幸運に恵まれたサウスゲイト政権のサイクルが衰退期に入ったことを暗示するものだった。この流れを反転させるのは、並大抵のことではない。しかし、稀に見る混戦模様の今回のW杯では何が起こるかわからないこともまた事実だ。
 
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