磐田は希望の灯は消えていないが、机上の論理だ
さらにかつての「暴れん坊」の残り香が漂う湘南は、開幕から13戦で1勝しか出来なかったのに、突然神戸、川崎に連勝して開眼した。特に川崎キラーぶりは優勝戦線に大きな影響を与え、好不調の波は荒くても残り4試合の半分でも「強い日」が当たれば来年もJ1で戦えるはずだ。
最後に現在最下位の磐田にも希望の灯が完全に消えたわけではない。例えば唯一29試合しか消化していないので、17位のG大阪との6ポイント差は不足分の試合を連勝すれば埋まる。
しかしそれはあくまで机上の論理だ。昨年J1は20チーム(通常は18チーム)で戦ったので、その分J2との落差は例年以だった。こうした背景を踏まえた上で、挑戦者としてのチーム作りへの危機感が十全だったかと言えば疑問符が残る。
最後に現在最下位の磐田にも希望の灯が完全に消えたわけではない。例えば唯一29試合しか消化していないので、17位のG大阪との6ポイント差は不足分の試合を連勝すれば埋まる。
しかしそれはあくまで机上の論理だ。昨年J1は20チーム(通常は18チーム)で戦ったので、その分J2との落差は例年以だった。こうした背景を踏まえた上で、挑戦者としてのチーム作りへの危機感が十全だったかと言えば疑問符が残る。
42歳の遠藤保仁は徐々にプレー時間を減らし、得点源として見込んだ杉本健勇はここまでノーゴール。コアメンバーに若手が見当たらず、長いシーズンでチームに弾みをつける起爆剤に欠けた。
もっとも逆にカテゴリー間の落差を考えれば、J1の16位がJ2で3番目のチームに敗れるとは考え難い。それだけに本当に熾烈を極めるのは16位の座を賭けた福岡とG大阪の争いになる。そして残り3戦のカードを見る限りでは、ほんの少しだけ女神は福岡の方に微笑んでいるように見える。
文●加部究(スポーツライター)
【PHOTO】どこもかしこもデザイン刷新! カタールW杯・出場国の「本大会用ユニホーム」を一挙公開!
もっとも逆にカテゴリー間の落差を考えれば、J1の16位がJ2で3番目のチームに敗れるとは考え難い。それだけに本当に熾烈を極めるのは16位の座を賭けた福岡とG大阪の争いになる。そして残り3戦のカードを見る限りでは、ほんの少しだけ女神は福岡の方に微笑んでいるように見える。
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