最大の不安要素はエース本田の不振と体調か。

自身が好むトップ下を任されながら、攻撃面で違いを作れない本田。ボールロストを繰り返したウディネーゼ戦(写真)の後には、ガゼッタ紙など国内メディアから痛烈な批判を浴びた。(C)Getty Images
FW
本田圭佑(ミラン)
今季成績(セリエA):4試合・0得点
ミハイロビッチ新監督の下、開幕から4-3-1-2システムのトップ下を任された。しかし、守備面で一定の貢献をするものの、ここまでゴールもアシストも0という数字が示す通り、攻撃面は低調極まりない。ボールロストが極めて多く、効果的なドリブル突破やラストパスもほぼ皆無だ。
セリエA5節のウディネーゼ戦ではガゼッタ・デッロ・スポルト紙に「契約書に毎回プレーさせるという条項があるに違いない。他に(出場させる)理由がありえない」と酷評され、実際に翌節のパレルモ戦ではベンチを温めた。
インフルエンザで10月1日のトレーニングを回避し、10月4日のナポリ戦も欠場が有力。日本代表に合流した際の体調に疑問符が付く。
FW
岡崎慎司(レスター)
今季成績(プレミアリーグ):7試合・1得点
前回の代表戦以来、レスターでは途中出場や途中交代ばかりで、ラニエリ監督からの絶対的な信頼は勝ち取るには至っていないが、「1年を通して結果を出せれば」と語る本人に焦りはない。
今夏のレスター入団以来、プレミアリーグでは開幕から全7試合に出場。ゴールネットを揺らしたのはまだ一度のみなものの、前線からの積極的なプレスや中盤に下がっての組み立てが光っており、チームの開幕ダッシュに貢献している。
7節のアーセナル戦では、「最近エネルギッシュにプレーできていなかったが、今日はできた」と話し、CLの常連との対戦に「楽しいっすね。『やれるやん!』って思いました」と自信を深めた。心身ともに充実しているだけに、今回の代表戦ではゴールも期待できるだろう。
FW
武藤嘉紀(マインツ)
今季成績(ブンデスリーガ):7試合・2得点
マインツ入団初年度ながら4-2-3-1の最前線に君臨し、プレスの急先鋒としては申し分のない働きを披露している。
ただ、2得点を決めた3節のハノーファー戦以降、4試合連続でゴールから遠ざかっている。最終ライン裏への飛び出しや得意のドリブル突破からシュートまで持ち込むも、決めきれないシーンが散見された。
それでも足を止めずに動き回り、相手守備陣の対応を困難にさせているのは確か。そうした献身的なパフォーマンスは、前任者である岡崎を想起させる。
FW
南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)
今季成績(オーストリア・リーグ):9試合・5得点
レッドブル・ザルツブルクでの2年目となる今季は、ここまで国内リーグで5ゴール・3アシストと躍動している。
開幕当初はベンチスタートが続き、チームも10チーム中9位と大不振に陥ったが、自身のゴールでチームを復調に導くと、4-4-2の右サイドハーフでレギュラーポジションを確保した。
9節を終えてゴールとアシストを合わせたスコアポイントはリーグ2位、得点ランクでもリーグ3位(PKを除くと同1位)。昨季から持ち続けていた結果への強い意識が実を結び、今回のA代表招集に繋がった。
文:遠藤孝輔、松澤浩三、山口裕平、サッカーダイジェストWEB
本田圭佑(ミラン)
今季成績(セリエA):4試合・0得点
ミハイロビッチ新監督の下、開幕から4-3-1-2システムのトップ下を任された。しかし、守備面で一定の貢献をするものの、ここまでゴールもアシストも0という数字が示す通り、攻撃面は低調極まりない。ボールロストが極めて多く、効果的なドリブル突破やラストパスもほぼ皆無だ。
セリエA5節のウディネーゼ戦ではガゼッタ・デッロ・スポルト紙に「契約書に毎回プレーさせるという条項があるに違いない。他に(出場させる)理由がありえない」と酷評され、実際に翌節のパレルモ戦ではベンチを温めた。
インフルエンザで10月1日のトレーニングを回避し、10月4日のナポリ戦も欠場が有力。日本代表に合流した際の体調に疑問符が付く。
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岡崎慎司(レスター)
今季成績(プレミアリーグ):7試合・1得点
前回の代表戦以来、レスターでは途中出場や途中交代ばかりで、ラニエリ監督からの絶対的な信頼は勝ち取るには至っていないが、「1年を通して結果を出せれば」と語る本人に焦りはない。
今夏のレスター入団以来、プレミアリーグでは開幕から全7試合に出場。ゴールネットを揺らしたのはまだ一度のみなものの、前線からの積極的なプレスや中盤に下がっての組み立てが光っており、チームの開幕ダッシュに貢献している。
7節のアーセナル戦では、「最近エネルギッシュにプレーできていなかったが、今日はできた」と話し、CLの常連との対戦に「楽しいっすね。『やれるやん!』って思いました」と自信を深めた。心身ともに充実しているだけに、今回の代表戦ではゴールも期待できるだろう。
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武藤嘉紀(マインツ)
今季成績(ブンデスリーガ):7試合・2得点
マインツ入団初年度ながら4-2-3-1の最前線に君臨し、プレスの急先鋒としては申し分のない働きを披露している。
ただ、2得点を決めた3節のハノーファー戦以降、4試合連続でゴールから遠ざかっている。最終ライン裏への飛び出しや得意のドリブル突破からシュートまで持ち込むも、決めきれないシーンが散見された。
それでも足を止めずに動き回り、相手守備陣の対応を困難にさせているのは確か。そうした献身的なパフォーマンスは、前任者である岡崎を想起させる。
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南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)
今季成績(オーストリア・リーグ):9試合・5得点
レッドブル・ザルツブルクでの2年目となる今季は、ここまで国内リーグで5ゴール・3アシストと躍動している。
開幕当初はベンチスタートが続き、チームも10チーム中9位と大不振に陥ったが、自身のゴールでチームを復調に導くと、4-4-2の右サイドハーフでレギュラーポジションを確保した。
9節を終えてゴールとアシストを合わせたスコアポイントはリーグ2位、得点ランクでもリーグ3位(PKを除くと同1位)。昨季から持ち続けていた結果への強い意識が実を結び、今回のA代表招集に繋がった。
文:遠藤孝輔、松澤浩三、山口裕平、サッカーダイジェストWEB