「日常に心から感謝しながら、これからも全力で」
富山U-18戦以降、プリンス北信越の2試合で複数失点を喫してしまい、チームは開幕から4連敗となってしまったが、チームの雰囲気は暗くなるどころか、より一体感が増していったからこそ、インハイ予選の躍進へとつながっていった。
その間、苦手だったハイボールの処理にも自信がついた。苦手意識が強すぎて、最初はクロスボールに対して飛び出すことができなかった。だが、プリンス北信越の3試合で仲間が必ず競り合って、中山の負担を軽減させた。
その姿に「仲間に頼りっぱなしじゃダメだ」と奮起。インハイ予選4回戦の東京学館新潟戦では、積極果敢に前に飛び出してキャッチングやパンチングを見せた。
「やればできるんだと思った」と成功体験を積んだことで、中山は成長曲線をさらに上向きにさせた。ここで得た自信をより力にするべく、今はずっと朝練でハイボール処理に取り組んでいる。
インハイ予選後のプリンス北信越でも中山はスタメン出場を続けている。インターハイに出場する石川の星稜との一戦では1-1で引き分け、今季初の勝点1を掴み取った。そして、今の中山の序列は2番手まで上がっている。
「石塚が戻ってきたら、1番手は奪われるかもしれませんが、それでよしとしないように毎日を大切にしています。今も決勝の失点は頭に焼き付いています。僕がもっと上手ければ防げていたかもしれない。だからこそ、それを防げるGKになりたいんです」
冬の選手権に向けて負傷していた選手がこれから次々と復帰してくる。怪我によって立場を逆転されてしまった彼らにも意地はあるし、中山も負けたくない気持ちで毎日を全力で取り組むことで、より守護神争いは激化していくだろう。
その間、苦手だったハイボールの処理にも自信がついた。苦手意識が強すぎて、最初はクロスボールに対して飛び出すことができなかった。だが、プリンス北信越の3試合で仲間が必ず競り合って、中山の負担を軽減させた。
その姿に「仲間に頼りっぱなしじゃダメだ」と奮起。インハイ予選4回戦の東京学館新潟戦では、積極果敢に前に飛び出してキャッチングやパンチングを見せた。
「やればできるんだと思った」と成功体験を積んだことで、中山は成長曲線をさらに上向きにさせた。ここで得た自信をより力にするべく、今はずっと朝練でハイボール処理に取り組んでいる。
インハイ予選後のプリンス北信越でも中山はスタメン出場を続けている。インターハイに出場する石川の星稜との一戦では1-1で引き分け、今季初の勝点1を掴み取った。そして、今の中山の序列は2番手まで上がっている。
「石塚が戻ってきたら、1番手は奪われるかもしれませんが、それでよしとしないように毎日を大切にしています。今も決勝の失点は頭に焼き付いています。僕がもっと上手ければ防げていたかもしれない。だからこそ、それを防げるGKになりたいんです」
冬の選手権に向けて負傷していた選手がこれから次々と復帰してくる。怪我によって立場を逆転されてしまった彼らにも意地はあるし、中山も負けたくない気持ちで毎日を全力で取り組むことで、より守護神争いは激化していくだろう。
それはチームにとって大きなプラスのパワーとなるのは間違いない。春先までは無風に近かった守護神争いにおいて、嵐を起こしたのは中山だ。
「正直、運が良かったのは間違いありません。でも、僕が毎日の練習を絶対に手を抜かずにやり続けてきたからこそだとも思っています。だからこそ、試合に出ることに負い目は一切なかったし、仲間も自分が出ることになった経緯は関係なく、重要な仲間として一緒にプレーしてくれたと思います。
サッカーを全く知らなかった僕にみんなが丁寧に、かつ真剣に教えてくれた。教えてくれるということは、その分、期待もされているということ。みんなの思いを絶対に自分が裏切ってはいけない。この日常に心から感謝しながら、これからも全力で取り組んでいきたいと思います」
これからも中山は信頼関係をより深めた仲間とスタッフとともに成長していく。底辺から正真正銘の1番手になるべく。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【PHOTO】2022年の高校サッカー界を彩る注目選手を写真でチェック!~東海・北信越編
「正直、運が良かったのは間違いありません。でも、僕が毎日の練習を絶対に手を抜かずにやり続けてきたからこそだとも思っています。だからこそ、試合に出ることに負い目は一切なかったし、仲間も自分が出ることになった経緯は関係なく、重要な仲間として一緒にプレーしてくれたと思います。
サッカーを全く知らなかった僕にみんなが丁寧に、かつ真剣に教えてくれた。教えてくれるということは、その分、期待もされているということ。みんなの思いを絶対に自分が裏切ってはいけない。この日常に心から感謝しながら、これからも全力で取り組んでいきたいと思います」
これからも中山は信頼関係をより深めた仲間とスタッフとともに成長していく。底辺から正真正銘の1番手になるべく。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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