好調の岡崎、香川には大いに期待できる――日本代表メンバーの近況報告|海外組編

カテゴリ:日本代表

遠藤孝輔・松澤浩三・片野道郎・サッカーダイジェストWeb編集部

2015年08月29日

堅実さを維持している吉田、代表戦どころではない(?)長友。

チームの骨子である守備のリーダー、吉田が好調を維持していることは日本代表にとっても好材料。そのプレーで攻撃選手たちをも勢いづけられるか。 (C) Getty Images

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吉田麻也(サウサンプトン)
今季成績(プレミアリーグ):3試合・0得点
 
 ここまで公式戦6試合(プレミアリーグとヨーロッパリーグ予選)の全てに先発フル出場。しかも4バックの左CB、左右SB、さらに3バックの左CBとマルチにこなしながら、堅実なパフォーマンスを続けている。
 
 落ち着き払ったプレーぶりが頼もしかったのは、3バックの一角として無失点に抑えた3節のワトフォード戦。チームメイトに積極的に指示を出すなど、その振る舞いには風格さえ感じられた。
 
 予選から戦う欧州カップとの掛け持ちで疲労が懸念されるが、継続的にプレーしているため、「むしろ良くなっている」とコンディションは万全のようだ。
 
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長友佑都(インテル)
今季成績(セリエA):0試合・0得点
 
 8月23日のセリエA開幕戦では、ベンチ入りしたものの出番なし。カンボジア戦前の数少ない公式戦に出場する機会を逃した。
 
 マンチーニ監督からの評価は芳しくなく、放出候補のひとりとなっている。目前とされたジェノアへの移籍は、クラブ間の合意に至らず交渉が決裂。ガラタサライ、サンプドリアに続いて物別れに終わり、一転して残留する可能性も取り沙汰されている。
 
 いずれにせよ、8月末の移籍期限最終日までは残りわずか。代表戦に集中できる精神状態とは言えないかもしれない。
 
DF
酒井宏樹(ハノーファー)
今季成績(ブンデスリーガ):1試合・0得点
 
 ダルムシュタットとの開幕戦こそ新戦力のゾルクにスタメンの座を明け渡したが、その初陣で左SBのアルボルノスが低調なパフォーマンスに終始。続く2節のレバークーゼン戦ではゾルクが左に回り、酒井が右SBとして先発フル出場した。
 
 チームはこれといった見せ場を作れずに0-1の敗戦を喫するも、ツヴァイカンプ(1対1)の勝率が69パーセントを記録したように、酒井個人の出来はまずまず。武藤との日本人対決に注目が集まる3節のマインツ戦(29日)でも、最初からピッチに立ちそうだ。
 
DF
酒井高徳(シュツットガルト)
今季成績(ブンデスリーガ):0試合・0得点
 
 DFBカップ1回戦で、新天地での公式戦デビューを果たした。しかし、そのイェナ(4部)戦で持ち場の右サイドを守り切れず。自身の裏へスルーパスを通され、タッチライン際でマッチアップしていた相手にアシストを決められてしまった。
 
 2節までのブンデスリーガでは一度も出番が訪れなかったが、8月29日の3節ケルン戦は、直近2試合で散々な出来だったオストルツォレクに代わり、左SBでの先発出場が予想されている。自身が「やりやすさを感じている」と語る得意の左サイドで、チャンスをモノにできるか。
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