好調の岡崎、香川には大いに期待できる――日本代表メンバーの近況報告|海外組編

カテゴリ:日本代表

遠藤孝輔・松澤浩三・片野道郎・サッカーダイジェストWeb編集部

2015年08月29日

新天地でも不可欠な存在となった岡崎は自信を持って代表戦へ。

引き分けに終わったシンガポール戦の後、「FWの責任」と語った岡崎。新天地で勢いを得て臨む今回の戦いで、“名誉回復”の結果を残せるか。 (C) Getty Images

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 9月3日にカンボジア(埼玉/19時25分)と、同8日にアフガニスタン(イラン/未定)と対戦する日本代表。8月27日に発表されたメンバー23人のうち、海外でプレーする選手は10人を数えた。
 
 常連だったGK川島永嗣は、所属チームが決まっていないという理由でメンバーを外れたが、それ以外はほぼ予想通りの顔ぶれと言えよう。
 
 シンガポール戦の引き分け、東アジアカップでの敗北と、低迷するハリル・ジャパンに海外組は希望と自信を取り戻させられるか。重要な仕事に臨む10人の近況をお伝えしよう。
 
【PHOTO】カンボジア戦、アフガニスタン戦に向けた日本代表メンバー23
 
FW
本田圭佑(ミラン)
今季成績(セリエA):1試合・0得点
 
 今シーズンは、前線の右サイドからトップ下へポジションを移行。移籍の噂が常につきまとったプレシーズン、得意のポジションながら効果的なプレーを見せられずにいたが、コッパ・イタリア3回戦では1得点1アシストを記録して一気に評価を上げた。
 
これに勢いを得て臨んだフィオレンティーナとのセリエA開幕戦だったが、チームが前半途中でCBの退場というアクシデントに見舞われたため、真価を見せる前に交代を余儀なくされてしまった。
 
 この試合では劣勢を変えるプレーを見せられなかったことで、メディアから再び酷評されたが、守備面では彼らしい献身的な面は随所で見られた。コンディションについても、疲労のピークを過ぎたようで、足取りは試合ごとに軽くなっているように見受けられる。
 
 トップ下へのポジションチェンジにより、代表とは役割が異なるようになったが、まだそう日も経っておらず、プレーにおいて大きな違和感を抱くことはないだろう。
 
FW
岡崎慎司(レスター)
今季成績(プレミアリーグ):3試合・1得点
 
 開幕から3試合連続スタメンで、2節にはさっそく初ゴールと新天地で絶好のスタートを切った。そのウェストハム戦での初得点は持ち味を発揮した“らしい”ゴールだった。DFラインのギャップを突き、クロスにダイレクトで合わせてシュート。GKが弾いたこぼれ球に素早く反応し、ヘッドで押し込んだ。
 
 ラニエリ監督も「岡崎はとても勇敢だ。ゴールは驚くことではない。彼はボックス内でチャンスを嗅ぎつけられるからね」と称賛を送る。
 
 シュートシーンでの駆け引きに課題は残すが、献身的な守備やパスを引き出す質の高い動き出し、巧みなポストワークは、カウンターを志向するチームですでに欠かせないものとなっており、代表戦にも自信を持って臨むことができるはずだ。
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