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【U-21代表|ドバイカップ総括】“タフに戦う”を体現し3連勝で大会制覇。セットプレーでも確かな成果

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2022年04月01日

試合前日に1時間ほど攻守のセットプレーを確認

大会を通じ、リスタートでゴールを重ねた。菅原テクニカルスタッフ(右)の指導は目に見える成果となって表われた。写真:松尾祐希

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 今回のドバイ遠征は最高の結果で幕を閉じた。選手たちは大岩監督が求めた“タフさ”を体現。不慣れなポジションにも対応しながら、日の丸を背負う意義や、アウェーで戦う難しさを思い知ったはずだ。

 そうした海外遠征ならではの経験値を蓄積しながら、3連勝を飾った点も価値がある。大岩監督は経験値を高めながらも、誰よりも勝利にこだわった。

 象徴的だったのがセットプレーに対する取り組み。今回の遠征では中2日の試合間隔でトレーニングの時間が限られていたが、試合前日は1時間ほど攻守におけるセットプレーの確認に時間を割いた。

 その中心を担ったのがテクニカルスタッフの菅原大介氏と浜野征哉GKコーチ。特に菅原氏は兼務しているA代表ではなく、今回はU-21代表に帯同して相手のスカウティングをしながら、セットプレーの強化に一役買った。

「このままセットプレーから得点が生まれなかったら、タダじゃ帰れないよ(笑)」。冗談混じりの言葉を残していたが、その取り組みは成果となって表われた。
 
 2戦目に生まれた斉藤のゴールは右SB半田陸(山形)のスローインがきっかけで、山本のゴールもCKの流れから。3戦目に細谷が決めた決勝点もCKからと、リスタートからゴールを重ねられたのは大きな収穫だ。大岩監督も手応えを感じており、スタッフと選手に全幅の信頼を寄せている。

「今回は菅原が帯同してくれている。普段はセットプレーをトレーニングに入れ込むことはなかなかできない。選手には『俺たちはどういう守備をするのか』、『攻撃ではアレンジをするのか、どういうデザインをするのか』をコーチングスタッフと話をしてもらいましたし、全面的に信頼してやってもらっています」

 タフさを求めながら、勝利にこだわった大岩ジャパン。「アジアの厳しい戦いの中で、これから(苦戦など)たくさんあるはず。早い時期にそれを経験できたことはプラスで、全員が良い経験をできたので次につながる」(西尾隆矢/C大阪)。

 6月のU-23アジアカップまでに予定されている活動はあと1回しかないが、今回のドバイカップが普段の合宿以上に濃密だったのは間違いない。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【PHOTO】2024年のパリ五輪を目指し“大岩ジャパン”が始動!
 
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