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【U-21代表|ドバイカップ総括】“タフに戦う”を体現し3連勝で大会制覇。セットプレーでも確かな成果

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2022年04月01日

過去2戦の反省を踏まえ序盤からギアを上げる

初の国際大会でタイトルに導いた大岩監督(左)。「選手たちは戦術的にも、メンタル的にも、フィジカル的にも、いろいろなことを感じながらプレーしてくれた」と労った。写真:松尾祐希

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 8名の先発メンバーを入れ替えたU-23カタール代表戦も、初戦同様に、国際舞台に慣れていない影響でチグハグな試合運びをしてしまう。ビルドアップがうまくいかず、引っ掛かる場面が散見。特に前半はDFの木村誠二(山形)、鈴木海音(栃木)が不安定で、イージーなボールロストが頻発した。

 GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)にも助けられながら試合を立て直し、ハーフタイムには大岩監督から「これが国際試合だよ。普段のJリーグでの試合とは違うぞ」と発破を掛けられた。すると、後半は見違えるようなプレーを見せる。

 10番のMF斉藤光毅(ロンメル)のゴールで先手を取り、試合を優位に進めると、最後はMF山本理仁(東京V)が鮮やかなボレーシュートでダメ押し弾。我慢しながらも戦況を盛り返して勝利を手繰り寄せた。

 タフに戦いながら経験値を積み上げて優勝決定戦を迎える。2戦目終了後に離脱した選手がいた関係で起用できる選手は18名という状況で、迎え撃つ相手はU-23サウジアラビア代表。この世代は2017年のU-19アジア選手権で優勝しており、日本も準決勝で対戦して0−4で敗れている。

 サウジのメンバーにはA代表に食い込む力を持った選手がいるだけではなく、6月のU-23アジアカップのグループステージでマッチアップする可能性がある選手も多い。大岩監督も「非常に力がある」と警戒していた相手に対し、日本は過去2戦の反省を踏まえて序盤から一気にギアを上げた。
 
 4−3−2−1で臨んだ過去2戦とは異なり、日本は4−3−3でスタート。1トップのFW細谷真大(柏)が高い位置から積極的にプレスをかけると、中盤や両サイドの選手もパスコースを限定しながらボールを奪いにいく。

 会場到着が遅れたサウジが十分にアップできていなかった影響はもちろんある。それでもアジアの強国に対して、一歩も引かずに互角以上に戦った。20分に山本の右CKから細谷がネットを揺らし、欲しかったゴールをセットプレーからもぎ取る。後半はさすがにペースが落ちたが、誰もハードワークを怠らない。

 終盤はサイドが本職のMF松村優太(鹿島)を1トップに置き、右サイドハーフにはDF成瀬竣平(名古屋)を起用。総力戦で乗り切って、見事に勝利を掴んだ。
 
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