磐田指揮官は情熱的でアイデアも豊富だが…
磐田のもう1つの課題としては、京都ほど、若い選手がチームの主力に食い込めていないということ。昨年J2優勝を果たしたチームに対する伊藤監督のリスペクトも多少あるように思うが、何よりキャンプの段階から若手が従来の主力を良い意味で脅かせていない現実がある。
不運だったのは福岡戦と清水戦の間にあるはずだったルヴァンカップのFC東京戦が延期になってしまったこと。ただ、週末の京都戦を前にルヴァンカップの湘南戦がある。先述の通り山本義とF・ゴンザレスが出場停止となる京都戦では、ベンチ入りを含めて二枚は枠が空くだけに、湘南戦でアピールに成功した選手がそこに食い込む余地はある。
さらに言えば、磐田はDFのリカルド・グラッサとMFのドゥドゥという2人の外国人選手が合流できておらず、2人がすんなりとフィットできればチームに新たな力が加わることになるが、それだけに現在の主力、サブともに高い競争力でチームを引き上げていかないと、そうした選手に追い落とされることになる。
DFとMFは2人の外国人選手にもよるが、FWは仮に杉本健勇、F・ゴンザレス、ジャーメイン良らが前半戦で思うように結果を出せなければ、夏の補強ポイントになってくる。その意味でも代表復帰を目指す杉本、2年目のF・ゴンザレス、シャドーも兼務するジャーメインが早い段階で結果を出していくことにも期待したい。
まだ2試合しか消化していないので、怪我人も含めて両チームともチーム力が向上する余地を残しているが、残留争いに巻き込まれるリスクはどちらもありそうだ。ただ、京都は曺監督の経験がある分、際で勝点を拾っていける、したたかさを現時点でも感じさせる。
磐田の伊藤監督も情熱的でアイデアの豊富な指揮官だが、やはりまだ手探り感は否めない。それでも戦術的な完成度のアップとともに、現時点ではサブの若手選手がしっかりと突き上げてくれば、内容に結果が付いてくるはず。
不運だったのは福岡戦と清水戦の間にあるはずだったルヴァンカップのFC東京戦が延期になってしまったこと。ただ、週末の京都戦を前にルヴァンカップの湘南戦がある。先述の通り山本義とF・ゴンザレスが出場停止となる京都戦では、ベンチ入りを含めて二枚は枠が空くだけに、湘南戦でアピールに成功した選手がそこに食い込む余地はある。
さらに言えば、磐田はDFのリカルド・グラッサとMFのドゥドゥという2人の外国人選手が合流できておらず、2人がすんなりとフィットできればチームに新たな力が加わることになるが、それだけに現在の主力、サブともに高い競争力でチームを引き上げていかないと、そうした選手に追い落とされることになる。
DFとMFは2人の外国人選手にもよるが、FWは仮に杉本健勇、F・ゴンザレス、ジャーメイン良らが前半戦で思うように結果を出せなければ、夏の補強ポイントになってくる。その意味でも代表復帰を目指す杉本、2年目のF・ゴンザレス、シャドーも兼務するジャーメインが早い段階で結果を出していくことにも期待したい。
まだ2試合しか消化していないので、怪我人も含めて両チームともチーム力が向上する余地を残しているが、残留争いに巻き込まれるリスクはどちらもありそうだ。ただ、京都は曺監督の経験がある分、際で勝点を拾っていける、したたかさを現時点でも感じさせる。
磐田の伊藤監督も情熱的でアイデアの豊富な指揮官だが、やはりまだ手探り感は否めない。それでも戦術的な完成度のアップとともに、現時点ではサブの若手選手がしっかりと突き上げてくれば、内容に結果が付いてくるはず。
ただし、J1で生き残っていくには選手の評価に厳しい目を向けることも大事な要素だ。京都にも言えることだが、現場の監督だけでなく、強化部も序盤戦で通用しているところ、足りていないところを見極めて、必要なポジションに補強を加えていくことを躊躇するべきではない。
若手の選手も夏以降に突き上げられる見込みが薄いなら、チームのためにも個人のためにも、J2・J3クラブに育成型期限付きで出す選択も考えるべきだ。特に昇格1年目であるだけに、そこは特に厳しく見極める必要がある。
ライバルとの力関係も踏まえて、筆者の感触としては両チームともにチームを成長させながら、残留圏でフィニッシュできれば今シーズンは上々の結果と言える。チームの成長度合いによっては一桁順位に入っていくポテンシャルもあるが、そのためには戦術面の完成度が上がるだけでなく、夏の補強も含めた個の底上げ、そして中心としてチームを引っ張る選手のさらなる台頭は不可欠だろう。
取材・文●河治良幸
【PHOTO】かわいいの大渋滞!個性溢れるJリーグマスコット大運動会 !
若手の選手も夏以降に突き上げられる見込みが薄いなら、チームのためにも個人のためにも、J2・J3クラブに育成型期限付きで出す選択も考えるべきだ。特に昇格1年目であるだけに、そこは特に厳しく見極める必要がある。
ライバルとの力関係も踏まえて、筆者の感触としては両チームともにチームを成長させながら、残留圏でフィニッシュできれば今シーズンは上々の結果と言える。チームの成長度合いによっては一桁順位に入っていくポテンシャルもあるが、そのためには戦術面の完成度が上がるだけでなく、夏の補強も含めた個の底上げ、そして中心としてチームを引っ張る選手のさらなる台頭は不可欠だろう。
取材・文●河治良幸
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