――さて、今季磐田はJ１に挑戦します。
 「去年は多くの試合に出場することができて、J２優勝という目標も達成できました。今年はもっともっと厳しい戦いになると思いますが、それが楽しみですね」

――新しく伊藤彰監督が就任しました。キャンプの指導などを通じて、どんなサッカーになると感じていますか？
「伊藤監督が志向するサッカーは、僕はすごく面白いなと感じています。戦術が明確で、攻めの形や守備のやり方を細かく指導してくれています。たとえば、コートにラインを引いて、試合中に起こりうるシチュエーションをトレーニングに落としこんでくれるので、選手としてわかりやすいですし、意欲的に取り組めています。去年チームとして積み上げてきたもの、強みを生かして、攻守に渡ってしっかりした戦術を持って戦うチームになると思います」
 

――大津選手は最終ライン以外すべてのポジションを経験していますが、昨年はシャドーに定着して６得点を挙げました。
「中盤から前線までどこでもできることは僕の特長だと思っていますけど、シャドーは好きなポジションですね。攻撃でも守備でも多彩な、幅のあるプレーを出せるので。今季は同じポジションに良い選手が沢山いてチーム内の競争が激しいけど、それがまた自分を高めてくれると思うので楽しみです。監督が求めることと、自分の持ち味をうまくミックスして良いパフォーマンスを続けたい。去年の６得点については、もうちょっと取れたかな、と。今季はそれ以上の得点を決めたいですね」

――改めて今季の目標を聞かせてください。
「J１のタイトルです。獲りにいきます。できるかできないかと考えるのではなく、絶対に獲ると決意することが大事ですし、難しくても、困難であっても、それをひっくり返すところに面白さがあるし、感動があると僕は思っています。目標を達成できるよう、僕が一番大事にしているフォア・ザ・チームのプレーを徹底して、ゴールやアシストという結果を出していきたい。選手が楽しんでプレーをしないと見ている人も楽しくないので、今季もサッカーを楽しむことを忘れずに、タイトルを目指します」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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