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ジュビロ大津祐樹がスポーツブランド『KELME(ケレメ)』の取締役に就任!「違った世界での経験はサッカーにも良い影響がある」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年02月14日

「社会の景色を見ることができて視野が広がった」

行動の軸になっているのが「スポーツを盛り上げたい」という思い。サッカーに育ててもらったその恩返しをしたいと語る。写真:shota yokokura

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――サッカー選手がビジネスの世界で活動することのメリットは?
「一番大事なことは、もちろんサッカー選手として常に最高のパフォーマンスをすることで、時間の使い方も精神的にもそのことに集中しています。でも、現役で頑張りながら、オフの時間を使って違った世界でいろいろなことを経験することは、サッカーにも良い影響を与えてくれます。

 僕は、サッカースクールやスポーツのイベント、大学生の就職支援や人材を育成する会社を、社長として運営しているんですけど、その活動を通じてそれまで知らなかった社会の景色を見ることができて視野が広がったというか、いろいろな物の見方や考え方ができるようになりました。それが今、サッカーにすごく生きているんです。会社で成功したときのことが、プレーの課題を克服する方法を見出すのに役立ったり、経営者としてスタッフを動かすという経験をして、チームという組織に所属する人間としてどういうことをすればクラブや周囲の人のためになるか、より貢献できるか、ということも以前よりわかるようになりました。

 チームのために戦う、仲間を大切にするということも、会社を始めてからより強くなったと感じているし、具体的な行動に移せています。会社での経験や刺激をサッカーに還元するという良い循環が生まれていて、人としてもサッカー選手としても成長できているという実感がありますね。ふたつが今の僕の両軸になっているし、サッカーを疎かにせず軸としてしっかり取り組んだうえで、別の世界で様々なことに取り組むことは、選手にとって良いことだと思っています」
 
――そういう循環の中に『ケレメ』での活動が加わるのですね。
「そうですね。もうひとつ僕の中にあるのが、サッカー、スポーツを盛り上げたいという思いで、それが行動の軸になっています。ケレメというスポーツブランドをより良いものにしたり、魅力を発信していくことで、スポーツの人気を高めていきたい。小学生のときから、僕はサッカーに育ててもらってきているので、しっかり恩返しをしていきたいという思いも、今回、ケレメの取締役をやらせていただく理由です」

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