1月の代表合宿ではパリ五輪世代の招集も。W杯本大会へ連れていく覚悟は?
こうして森保体制は4年目を迎えることになるが、指揮官には「ここからはニュートラルに選手を見ていく」という言葉通り、過去の実績や経験に囚われることなく、「今、コンディションのいい選手」「勢いに乗っている伸び盛りの選手」の積極起用を本気で考えるべきだ。指揮官自身、ここまでの混乱とアクシデントの連続を経て、より柔軟な采配とチームマネジメントの必要性を痛感しているはず。だからこそ、2022年は目に見える変化を遂げる必要がある。
17日から始まる国内組だけの日本代表合宿では、2024年パリ五輪世代の荒木遼太郎(鹿島)や西尾隆矢(C大阪)、鈴木唯人、松岡大起(ともに清水)ら招集。彼らを呼んだのならば、「若手にA代表を経験させる」といった感覚ではなく、本気で11か月後のカタールW杯本大会に連れていく覚悟を持って、彼らをチェックすべきだ。
ハイレベルな競争が、強くて勝てる魅力的な日本代表を作る。そのことを今一度、肝に銘じつつ、これまでの苦い経験をW杯イヤーに最大限生かしてもらいたい。
文●元川悦子(フリーライター)
ハイレベルな競争が、強くて勝てる魅力的な日本代表を作る。そのことを今一度、肝に銘じつつ、これまでの苦い経験をW杯イヤーに最大限生かしてもらいたい。
文●元川悦子(フリーライター)