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森保ジャパン、アジア最終予選は序盤2敗も辛酸を舐めた東京五輪世代が台頭! 本大会へ向けて光明は?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年01月15日

「1チーム・2カテゴリー」の成果がようやくで出始める

東京五輪ではメキシコシティ大会以来のメダルを狙うも3位決定戦でメキシコに敗れた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 それでも「カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の方は問題ないだろう」という楽観的な見方が大勢を占めていたはずだ。21年9月からスタートした予選はサウジアラビア、オーストラリアという強豪と同組になったが、欧州経験者を数多く擁する日本の2位以内は確実視されていた。
 
 ところが、9月2日の初戦・オマーン戦(吹田)でまさかの黒星スタートを余儀なくされる。シーズン序盤の欧州組の準備期間が短く、Jリーグ復帰した大迫勇也(神戸)、酒井らの状態が完璧でなく、長友佑都(FC東京)も無所属という状況では、1か月完璧に準備してきた相手を上回ることはできなかった。続く7日の中国戦(ドーハ)は久保や伊東の活躍もあって、なんとか大迫の一撃で勝ち切ったが、翌10月7日のサウジアラビア戦(ジェッダ)で信じがたい2敗目を喫してしまう。それもロシアW杯16強戦士・柴崎岳(レガネス)のミスから失点し、0-1で敗れるという形であり、森保監督もショックが大きかったに違いない。「主力固定」の弊害が序盤3戦で如実に出たと言っていい。

 ここで指揮官はようやく重い腰を上げる。基本布陣を4-2-3-1から4-3-3へ変更。ボランチの柴崎を外して、東京世代の田中碧やポルトガルで急成長した守田英正(サンタクララ)を抜擢。中盤を3枚にして、いい距離感でボールを回しができるように修正したのだ。これが奏功し、12日のオーストラリア戦(埼玉)はなんとか2-1で勝利。田中の先制点の後、いったんは相手の直接FKで追いつかれたが、ジョーカーの浅野拓磨(ボーフム)がオウンゴールを誘発するシュートを放ち、崖っぷちで踏みとどまることに成功。「1チーム・2カテゴリー」の成果がようやくで出始めたのだ。

 続くベトナム・オマーンとのアウェー2連戦も苦戦が続いたが、伊東の連続ゴールで3連勝。オーストラリアの取りこぼしもあって、ついにグループ2位に浮上した。とりわけ、オマーン戦(マスカット)は三笘薫(サン・ジロワーズ)と中山雄太(ズヴォレ)が大活躍。またも東京五輪世代の台頭が光った。彼らの成長がなかったら、序盤3試合2敗という失態を取り返すことさえできなかったかもしれない。そういう意味では、東京五輪の1年延期はプラスに働いた。五輪本番では結果を残せなかったものの、若い世代は確実に成長の跡を示したのである。
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