オマーン戦では、ベトナム戦でベンチ外だった上田や前田の抜擢はあるか
得点力アップというのはそう簡単に叶うものではないが、2018年ロシアW杯最終予選を振り返ると、久保裕也(シンシナティ)や井手口陽介(G大阪)のような若手が結果を出し、新風を吹かせた。今回は田中碧がその一翼を担っているものの、もっともっとフレッシュな人材が出てこなければ、重苦しい流れをガラリと変えるのは難しいだろう。
ベトナム戦では、大迫や長友佑都(FC東京)らベテラン勢のパフォーマンスが今一つのように映っただけに、今回ベンチ外にした上田綺世(鹿島)や前田大然(横浜)の抜擢、あるいは中山雄太(ズウォーレ)や旗手の先発を考えるのも一案だ。前半5戦で拭いきれなかった停滞感を完全払拭し、後半戦でサウジアラビア、オーストラリアを上回ろうと思うなら、もうひとつ、ふたつの斬新な手が必要だ。
いずれにしても、最終予選後半戦の一発目のオマーン戦は複数得点勝利が強く求められるところ。吉田麻也も「ブラジルと戦うくらいの気持ちでやる」と語気を強めていたが、そういうアグレッシブさと大胆さを示すこと。そこが11月シリーズ2連勝の最重要ポイントと言っていい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
いずれにしても、最終予選後半戦の一発目のオマーン戦は複数得点勝利が強く求められるところ。吉田麻也も「ブラジルと戦うくらいの気持ちでやる」と語気を強めていたが、そういうアグレッシブさと大胆さを示すこと。そこが11月シリーズ2連勝の最重要ポイントと言っていい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)